06:物流システム

036 成功するはずがない (コンビニ04)

流通システム/物流システム徒然記

鈴木が日本に戻ったものの「 日本には160万件の小売店がある。成功するはずがない 」
「 長時間営業して経費ばかり掛かるコンビニなんて利益が出るはずがない 」
そんな冷ややかな反応ばかりだった。(プロジェクトXより)

今だからこそコンビニは世間一般に認知されているが、1970年代の初頭であれば常識的に考えれば誰でも思うことだった。



鈴木はそんな否定意見の多い中 信念を貫き通し、1973年11月 米国サウスランド社とライセンス契約を締結し同月20日にヨークセブンを設立する(その後、1978年にセブンイレブン・ジャパンに社名変更)。

しかし、「 言い出した君達が責任をとれ 」的な雰囲気で鈴木と清水はイトーヨーカドーを退社しヨークセブンに移る。
資本金はイトーヨカードが半分を出資し、残りの資金をほぼ自分達2人で出すことになる。

イトーヨーカドーの社長である伊藤雅俊がヨークセブンの社長になってはいるものの、鈴木が専務、清水が取締りとなり 実質経営責任はこの2人にのしかかった。
自己資金まで捻出した2人は、もはや後戻り出来ない 逃げ場のない状況に追い込まれてしまう。


今でこそ便利な代名詞のコンビではあるが、当事者の清水も「 スーパーは店舗も大きく価格も安い、我々がやろうとしているのは 狭い店舗で値引きをしない。スーパーの逆を行く販売方法に本当に勝算はあるのか? もし失敗したら・・・ 」と、不安が募るばかりだった。


まもなく、鈴木と清水を筆頭にイトーヨーカドーから6名、新聞による一般公募7名の総勢15名からなる素人が集合する。
当時、流通業界もこの素人集団の発表にかなり驚いている。

場所は東京千代田区三番町のイトーヨーカドー本社7階の隅を間借りしてスタートする。


ピックアップ記事

  1. 021 サラリーマン人生
  2. 066 アパレル品とバーコード(その3)
  3. 045 徹夜!徹夜!徹夜! (SE #3)
  4. 225 リチャードティー/35年以上前の空間へ
  5. 080 棚入れ保管(ラック編)

関連記事

  1. 06:物流システム

    046 成功は共同配送センター (コンビニ14)

    流通システム/物流システム徒然記共同配送とは、まずメーカーに関…

  2. 04:ウェブ戦略

    038 ネット通販と物流支援サービス

    ネット通販で商品を買った場合、切っても切れない関係にあるが宅配業者だ。…

  3. 06:物流システム

    044 コンビニ物流戦略 (コンビニ12)

    流通システム/物流システム徒然記さて、この小口配送システムを …

  4. 06:物流システム

    001 流通と物流って何が違うの?

    物流システム徒然記まず、良く勘違いされるのが流通と物流の違いで…

  5. 06:物流システム

    051 1号店出展ヒストリー (コンビニ17)

    流通システム/物流システム徒然記前回の続きですが、いきなり拍子…

  6. 06:物流システム

    063 バーコードと商品コードの採番

    JANコードと商品コードの関係を考えます。別にアパレル業界に拘る必…

コンピュータ体験記

PAGE TOP