035 電気の街、秋葉原無残

03 : コンピュータとシステム

私が学生時代、世界に名高い秋葉原は、世界に向けての電気製品情報発信基地だった。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫等の白モノ家電、オーディオ製品、ビデオレコーダー、日本製品に勝るものなど無かった。
いつしかパソコンの街と変わって行くのだが、ここまでは良かった。
景気の後退もあって、次第にオタク系の街になり、メイド系、アイドル系と不思議な街に変わっていく。

秋葉原電気街
活気のあった頃の秋葉原


石丸電気、第一家電、ロケット、ヤマギワ、オノデン、サトームセン、ラオックス、大通りの大型店舗は勿論、露天商のように裏路地に行っても至る所で零細小売店が電気パーツを売っていた。
秋葉原に来れば、存在しない電気製品・パーツはないと言って良いほどだった。
しかし、この電気街の聖地は今や見る影もない。

秋葉原電気街の今

最大の理由は大手家電量販店の台頭。
例えば秋葉原にあるヨドバシカメラ秋葉原1店舗だけで、こと足りてしまう。
大手家電量販店は秋葉原以外にもあちこちに登場し、わざわざ秋葉原に来る必要もなくなった。

秋葉原電気街の今

かって秋葉原に行く場合、食事をしてから向かったもんだ。
どこも電気の店しかなく、食べ物屋を探すのが大変だったからだ。

秋葉原電気街の今

しかし、今や電気ショップだった場所が食べ物屋やアイドルショップなどに代わってしまった。
秋葉原の全盛期を知るものにとって、これはあまりにも寂しい。

秋葉原電気街の今

大通りの電気ショップで、以前のように電気製品だけで勝負している店舗はもう数えるしかない。否!存在しない。
裏通りも同様だ。電気パーツを扱っている店がどんどんなくなってしまった。
消費者の購買変化、世界グローバル化、日本の電気メーカーのシェア低下も大きな理由の一つではあるが、あまりにも寂しい。

秋葉原電気街の今

アイドル系について否定するつもりは全くない。
要は時代の流れなんだと納得するしかないのだが、かって電気製品で世界を席巻していた秋葉原は、今現在はない。

しかし、このまま日本が終わるはずがない。復活はこれからだ。


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