06:物流システム

124 トランザクションデータ

連休続きで休みが多いな~って気がします。
雇われ側にとって嬉しいことですが、雇う側にとっては同じ賃金で生産力が低下するので かなり辛いです。
仕事のあるビジネスマンは、不況は他人事に感じてしまうかもしれませんが、職を失っている人にとって 、この不況は本当に深刻です。本当に仕事は激減してます。



流通システム/物流システム徒然記

前回はトランザクションなる言葉を登場させ、トランザクションとは一連の業務処理における取引データだと書きました。
当然、出荷だけではなく入荷も発生します。


と言う訳で、ちょっと入荷と出荷のトランザクションを製品の入荷日順に並べてみました。
分かり易くするため、入荷はプラス、出荷はマイナスにしています。

トランザクションデータ

ここまで数回触れてきた入出荷をトランザクションデータとして表すならこんな感じになるでしょうかね。
時系列で追う場合は分かり易いですね。
実際は分割入出荷も考えられえるし、倉庫間移動や倉庫内移動も発生します。当然それらもトランザクションデータとして発生します。

この後、WMS(Warehouse Management System =在庫管理システム)にも触れようかと思うので、英文の項目名も参考に加えました。(但し、この英文名はソフトによってまちまちです)
こうしたデータをコンピュータに蓄積しておけば、入荷日別、製品別、数量の大きい順や小さい順など自由に並び替えが出来るのでとても便利です。



入荷データ


出荷データ

前回までは出荷情報だけ載せていましたが、入荷情報も同じです。
入荷情報も出荷情報も最低限の項目しか載せていません。
実際のシステムデータは沢山の項目が付加されています。参考までに入荷データ出荷データを載せます。
これもあくまでも参考です。実務の場合、もっとデータ項目数は多いのが普通です。


さて、在庫データはどうなっているかと言えば・・・。

在庫データ

このデータ値は前回の出荷工程終了後の在庫状況です。
ピック数(picked)って項目を1つ増やしています。
実際の在庫データは、保管場所(Location)、ロット(Lot)情報なども加わります。
これらのデータが随時蓄積されることで、製品ごと、保管場所ごと、ロットごとに分析表示が出来る訳です。

こんな感じの説明は、恐らく在庫管理の書籍には触れられていないでしょう。
今、手元に数冊の在庫管理、商品管理、物流管理・・・なんて本がありますが、こんな感じでデータ項目まで触れてある本は一冊もありません。

このブログは貴重なブログなのかもしれませんよ・・・。

この際だから海外発の数千万円の在庫管理ソフトを意識しながら説明しましょう。
恐らく維持費を含めれば億単位のソフトになるでしょう。大は小を兼ねます。要らない知識は切り捨てれば良いだけです。

本当は SAP や Oracle など本格的 ERPソフト(注) と巷で売られている比較的安価な業務パッケージソフトなどを一同に集めて比較検討すれば良いのですが、手間隙がかかりすぎてとても出来ません。
一般的な在庫管理システム=WMS(Warehouse Management System)を例に進めます。

本当に詳細な在庫管理システムを知りたい人は、お尋ね下さい。


(注)
経験的に外資系企業の多くは、本社と日本支店をSAP等のERPソフトで結んで商品管理を行っているケースが多く感じられます。
外資系会社の日本国内物流システムに関与すると、かなりの確立でSAP等のERPシステムが登場します。

国内の中小企業なら、比較的低価格な業務パッケージソフトを取り入れている企業を良く見かけます。
有名なところで、オービック、ピーシーエー等に代表される在庫/販売管理ソフトなどですね。

これらのソフトからデータを抽出して企業間のEDIとしてデータ連携します。ソフトによって希望に沿ったデータが抽出出来ない場合もあって、企業間ソフトの相性は重要です。

超有名中堅企業であっても意外に低価格なパッケージソフトを利用していることはざらです。
「 何でこんな有名な会社が○○○ソフト使ってんの? 」 と思うことがあります。
在庫管理や物流システムは企業にとって非常に重要な位置づけになってはいますが、やはりまだなのかもしれません。

しかし、パッケージソフトを導入する場合、自社業務をそれに合わす必要もあって、100%満足している会社は私の知る限りいません。仕方がないことですが。

これに反して大企業になると、大抵の場合は自社開発の在庫管理システムです。開発費用も維持費用も非常に高額です。


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