046 プログラマーのプロ意識 (SE #4)

03 : コンピュータとシステム

私が自分の作業がSE職と感じるようになったのは、上司から与えられた作業に大きく関係する。
最初の2~3年はプログラム作業が中心だったが、ファイル設計をしたり、仕様書を書いたり、業務フローを見直したり、テスト仕様書を考えたり、そんな仕事ばかり行っていた。

プログラム経験はあった方が良いが、それはSEに絶対必要というものではない。
プログラマーからSEに進むのが良いとされるのは、システム設計に必要な下流工程を経験しているからだ。

SEは業務をシステムに落とし込む分析・設計以外に、システム提案、コンサルティング、マネジメント、コスト管理など総合的な知識と経験を必要とする。よって、プログラム経験がなくても総合的な能力があればSEは出来る。言うは優しいが、これが大変なんだけどね。

あなたの行動は上司がしっかり見ている。そして、その努力に見合った作業を振ってくれるはずだ。

未経験がSEになるまで

話は変わるが、私が現役バリバリの頃、業務プロジェクトに何故か元ゲームプログラマーが参加してきたことがあった。
あまり空気を読めない人だったが、C、C++、Java、unix系を自由に操る彼のプログラミング能力は凄かった。まさに驚異的だった。このときプログラマーの凄さを知った。

ソフトウェア・情報処理産業のプログラマーはSEより格下に見られるが、ゲーム業界のプログラマーはプロ意識を持っていた。そのとき、SEとプログラマーは対等だと思った。

C言語だったが、仕様の打ち合わせをすると水を得た魚のようにプログラムを組む。
恐らく、マイクロソフトに勤める開発技術者って、こんな人がゴロゴロしているんだろう。

驚異的な生産性を発揮したが、残念ながら彼は業務設計に殆ど関心がなかった。よってSE的には不向き、プログラマーとしては超強力な助っ人とだった。


プログラム言語は、文法を覚えて試行錯誤の実体験をするに限る。
コンピュータ専門学校の2年制は、濃縮すれば3か月で済む。2年制にしているのは学校の経営的な都合だけだ。

本当にSEを望むなら、専門学校でコンピュータの仕組みを覚えるより大学で法律や経済、会計や物理などの専門教養を学んだ方が有効だと思う。

学校で学ぶ言語知識は、企業に入って1年もすれば実務が完全にそれを超えてしまう。
あとは、本人の持つ潜在能力になる。即ち、大学等で学んだ一般基礎知識がものをいう。(注)



(注)学歴は関係ない。優秀な大学を出ても仕事の出来ない人は幾らでもいる。高卒でも優秀な人は多い。高卒より大卒の人が応用力のある人が確立的に高いだけだ。
もし、あなたが学歴コンプレックスがあるのなら、大卒より努力して仕事で超えれば良い。
むしろコンプレックスのある人を歓迎する。そんな人は自ら努力するからね。


« »