238 トップ10のアセット所有率

06:物流システム

流通システム/物流システム徒然記

前回、日本の3PL企業のトップ10に触れましたが、今回はアセット所有率について触れます。

アセット所有率って何?
何だか難しいそうな感じがしますが、話は簡単です。
assetは資産ですから、物流業務を行うにあたっての自社の資産保有率を調べただけです。

一番最初に記述したように、3PLとは荷主企業/それを運ぶ運送企業/このどちらでもない3番目の企業を指すので、会社で資産を持たなくても事業は成り立ちます。

そこで、実際の資産自己所有率を比較しましょうのノリで載せました。

トップ企業のアセット所有率
トップ企業のアセット所有率


このグラフは、前回のトップ10企業を視覚表現しました。前回のトップをそのまま左から順に並べています。
前回のグラフと見比べると分かりますが、売上げと全く規則性がありません。

各企業の資産を正しく算出するなんて土台無理な話なので、この数字はかなり大雑把です。
左の目盛の値がパーセントです。例えば 値が34なら30パーセント・・・かなり大雑把な数値でグラフにしています。

このブログは学生さんからも訪問して貰っているようですが、決してこの内容を卒論などに引用しないように。 あくまでも業界を大雑把に把握する意味の数値です。

勿論、3PLにおける、自社が所有しているリソース所有率です。
例えば、3PLトップの日立物流さんの輸送比率は、輸送が20%以下、倉庫が50%以下って感じです。本当にかなり大雑把です。

これで何が分かるかと言うと、例えば 三井物産物流本部は 倉庫の自己所有率はかなり高いです。
それに比べて輸送が低いです。それでも前回のグラフを参照すると売上げは相当高いです。
つまり輸送部分は他の企業に頼っていることが簡単に分かります。


国内3PLならトラック輸送が主流になるので、「傭車(ようしゃ)に頼っているんだろうな?」と何となく分かります。

傭車とは、簡単に言えば物流業者が他のトラック運送業者からトラックとドライバーを丸ごと借りて自社戦力にすることです。大抵は下請けのトラック運送業者を意味します。

実は、この 傭車を調べるだけでも物流業界の下請け構造の問題が明らかになってきます。
これは3PLの値なので、国内宅配便業者のアセット比率は上記のグラフと違ってくるはずです。

う~ん・・・でも、このグラフを暫く眺めていると、どうも当たっていない気がします。
何か違うって? 次回に続く。


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