245 売上げ10兆円のHPの物流戦略

06:物流システム

流通システム/物流システム徒然記

ヒューレット・パッカード社の売上げの半分以上は、物流関係に投じられています。
更にその物流関係の中でもSCMに投じられているのですが、これは一般企業が物流関係に投じる比率としては驚く数字となっています。
しかし、そうでもしなければ、超大量の製品は安心して世界の店頭に置けません。

前回に触れた内容を再掲すると、取り扱い製品は20万SKU(部品種類が20万種)、毎年650の新製品の投入
コンピュータ(PC,サーバー)が1日10万台、プリンターが1日15万台、プリンターのインクカートリッジになると1日100万個の出荷

ちょっと、どの位の量になるのか想像出来ません。

HPの製品群
ヒューレット・パッカードの製品群


そのHPの年間売り上げは、どの位だか分かりますか?
そうだな~想像もつかないけれど・・・日本円で8千億とか9千億円くらいかな? それとも1兆円くらい行くのかな?
なかなか鋭いです。実態を知らない人なら、皆目分からない値です。惜しいかな1桁足りません。

HP社の売上げは、円換算で10兆円規模の企業です。

前回にも触れましたがHP社と言えば、我々には (1)パソコン、(2)プリンターが有名です。
しかし、売上げで言えば (3)企業向けサーバーやシステムソリューションの方が断然大きいのです。
(3)のシステムソリューションって何?
説明すると長くなるけど、簡単に言えばシステム構築と言えるかな。

ハードとソフトを組み合わせてシステム構築するのは、HP社でなくとも儲かる商売なのです。裏を返せば企業がシステムを構築することは、非常にお金が掛かることを意味します。システム規模によっては数千万円、数億円は簡単にかかります。

これら開発費の多くは技術者の人件費です。
勿論、サーバー等のハード費用も相当の額になりますが、長い目で考えれば人件費です。
HPが凄い凄いって書いていますが、ここにトヨタさんの物流も持ち出すと更に面白いかもしれません。

全然関係のない裏話ですが、昔トヨタ系列会社にシステム提案をしたことがあります。お会いする相手は全て日本人ですが、提案書は全て英文でメールのやり取りも英語でした。

何故?と思ったものです。
しかし、メールに参加する人も提案書を読む人も日本人だけじゃないからのようです。
やはり世界のトップ企業は違います。
最近、社内公用語を英語にする会社が話題になりましたが、確実に時代は国際化しています。

さて、HP社のSCM戦略はどのような仕組みなのか?


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