03 : コンピュータとシステム

003 大型汎用機全盛時代 (大型汎用機3)

前回 古き良き時代、紙カードや紙テープを使ってコンピュータにデータを入力することに触れた。
データはプログラムだけではない、通常の売上データや受注データや入出庫データも立派なデータだ。
今は銀行に行けばオンライン端末のタッチパネルに触れれば、簡単に現金を引き下ろせる便利な時代だが、これだって一定の決まったフォーマットでデータは発生している。
(これはトランザクションデータって言うんだけどね…)



1970年~1980年はIBMを中心とする大型コンピュータを使ったデータ処理が行われるようになる。
事務処理計算はCOBOL言語、建築関係の科学技術計算にはFORTRAN言語、その両方の性質を併せ持つPL/I言語が当時の主流だった。

現在、FORTRAN言語はパソコン(C++等の言語で高速演算処理可能となった)により姿を消したが、COBOL言語は銀行・証券・生保・損保関係で今もなお生き続けている。
PL/I言語もかろうじて生き残っているが、当時の莫大な資産を捨てることが出来ない企業に限定される。

1970年代のコンピュータ 1970年代のコンピュータ(写真:Wikipediaより) 


大型コンピュータ(メインフレーム)の活用は、銀行・証券などコンピュータによるデータ処理がなければ存続できない企業を中心に発展していった。
IBMを筆頭に富士通・日立などの国産大型コンピュータも大活躍する。

ちなみに、富士通・日立の大型コンピュータはIBMのシステムを真似しているためシステムは酷似している。双方どれかを経験していれば、SE・プログラマは、さほど困らず対応出来た。

NEC・三菱・東芝製はシステムの考えが異なった。独自仕様が災いして三菱・東芝製の大型コンピュータは消えていく。個人的にNEC・三菱の大型機はほんの僅かだが触ったことがあるが、そもそも東芝製は機会はあったものの触れることはなかった。

日本全国の銀行をオンラインで結ぶ第3次オンラインシステムは、現在50歳代前後を超えるCOBOL技術者なら知らない人はいないほど多くの技術者が総動員された。(私も例外ではないのだ)
銀行以外の大規模システムなら、国鉄の座席予約システム「MARS」などが有名だ。


日本国内の金融業会で主に用いられる全銀手順、日本チェーンストア協会が制定したJCA手順は有名ではあるが、何のことは無い要は決められたフォーマットでやり取りするデータの決め事である。


このデータをもとに、商品受発注・販売データ、入出庫データ、各種帳票や伝票、売上伝票などのデータがやり取りされるだけだ。
金融業界ほど派手さはないが、流通業・物流業もコンピュータによるデータ送受信が行われることになる。
これらデータの決まりごと、データそのものがEDIなんだ。


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