012 ワークステーション (UNIX-workstation 1)

03 : コンピュータとシステム

大型汎用機の話しをしていると、凄く昔に感じる。
しかし、UNIXワークステーションの話しを始めると急に現代のコンピュータに近づいてくる。
UNIXワークステーションは、1980年代から1990年代頃に活躍した。

勿論、この頃は汎用機も立派に活躍していたが、UNIXワークステーションやパソコンが徐々に一般に浸透し、それぞれが住み分けて進化していくことになる。

UNIXが搭載されたワークステーションは、科学技術計算、グラフィックデザイン、CADなどを扱う分野の高性能マシンだった。

NECスーパーステーション EWS4800/460


特に科学技術計算向け EWS(Engineering Workstation)が活躍したもんだ。

私は残念ながらUNIXワークステーションを業務で使った経験は1度しかない。
某銀行本店(何と丸の内本店に通っていた)のリスク管理システムに、UNIXワークステーション(C言語開発)で使用した程度だ。

それ以外と言えば、社内開発で制御システムグループが扱っていたUNIXワークステーション位しか知らない。
事務処理にUNIXワークステーションを使う機会は殆どなかったのだ。

COBOL技術者がC言語にいきなり転向することは非常に難しい、そもそも言語の概念が全く異なる。
OSの違い以上に、C言語の考え方がCOBOL言語と大きく違うからだ。

COBOLなど学ばず、新入社員であればC言語から学んだほうが理解は早い。
C言語はJava等にも通じるので意味はあるが、COBOL言語は全く応用が効かない。むしろオブジェクト指向にCOBOL言語の知識は邪魔でもある。

COBOL系からの転換組だった私は頭の切り替えに本当に苦労した。
仕事先のトイレに駆け込み思い悩んだ程プレッシャーの連続だった。銀行本店のトイレは物凄く綺麗だった。思い悩むには良い場所だった。

現場は銀行であり労働環境はずば抜けて良かったが、成果物が出せない。
これほど惨めなことはない。

にわか勉強で帰宅後に疲れた体で勉強をしたもんだ。休日は朝から晩まで読書漬け、1ヶ月位で3冊のUNIX専門書を読破するくらい勉強した。その位自分に危機感を持った。

もともとUNIXはキャラクタベース、X Windowが開発され、現在のWindows的な動作環境は超刺激的だった。
とにかく格好良い、UNIXワークステーションはコンピュータユーザーには憧れのマシンだった。


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