本当に好景気なのか? 偽りの好景気なのか? 正直、まだ分からない。
しかし、現在売り手市場であることは間違いない。
人材紹介会社や転職サイトから、軒並み料金改定のお知らせが届くようになった。
良い技術者が集まるとすれば、間違いなく利益を確保できる状況にある。
しかし、これは良い技術者が集まればの話。現実はそんな簡単にいかない。
仕事柄、多くの履歴書や職務経歴書を見るが、今の時代って良い仕事に就ける可能性がどんどん低くなっている気がする。
私の若い時代は、20歳代~30歳代前半であれば、技術をつければ確実にステップアップ(年収アップ)は出来たもんだ。
しかし、今はどうも違う気がする。
どんなに優秀な大学を出ても、エリート企業に入っても、海外勤務があり英語が堪能であったとしても、仕事を辞める人が、次に良い仕事に就ける可能性が低くなっている気がしてならない。
更に顕著なのは、40歳前後をピークにして、会社を変わると確実に職務経歴書の質は悪くなる。
致し方ないことだが、年齢だけはどうしようもない。
ここで、少し寂しい事実が分かる。
人生の仕事のピークって40歳前後なんだと。
その年齢時に如何に高いスキルを持っているか もしくは その年齢時に如何に会社に貢献しているかだ。
とにかく今の仕事を頑張って輝かしい実績を残すしかない。
必ず認めてくれる人はいる。
20歳代の人なら、40歳の自分を想像しながら・・・想像することが出来ないだろうけど。
自分も想像出来なかった。
正直、その頃の自分は『もっと成功しているだろう』と、思っていたのだが…。