私は昔からジャズが好きだ。特にピアノの鋭角な音が大好きだ。
学生の頃バンドを組んで、松岡直也 や JoeSample のコピーをやった。
ロックやヒュージョン、ポップスをやってはいたが、やはりジャズがその頂点にある。
シャカタク等の軽いピアノ系からキースジャレット、ビルエバンスに至る渋いジャズまで大好きだ。
その中で最近富に好きなのは、上原ひろみ と 山中千尋 だ。
特に上原ひろみは、私にとって尊敬に値する人物になっている。
当然テクニックは超一流だが、私が言いたいのはそこじゃない。
彼女のピアノの情熱はとにかく半端じゃない。ピアノが好きで好きでどうしようもないのだ。
これだけ一つのことに熱中できる人はなかなかいない。
プレッシャーは大好きです。
目の前に高いハードルが立ちはだかると、わくわくしてくる。
それを超えた時に必ず新しい風景と出会えるからです。
必ず自分の人生がより豊かになって、
いろんな物が学べているという実感がある以上、
苦労なんて苦労ではないし、喜びだと思っています。
評価は時代や運というものが生むものなので、
いろんなことに付随することで変化します。
ただし、実力っていうのは変化しないものですから。
自分でこつこつやっていけば必ずステップアップしていく
唯一の嘘をつかないものなので、そこだけに焦点を定めています。
目の前に立ちはだかるトラブルは、私の栄養でしかない。
音が全てを飛び越えていく。
これらは彼女がインタビューに答えた時に自然に出た言葉だ。
私より年齢は大きく下だが、彼女から学ぶことは非常に多い。
他にも学ぶべき人は沢山いる。例えば、フィギュアスケートの浅田真央選手もそうだ。
若い彼女らから人生を学ぶことが多い。
人生を逃げていない。真剣に見つめ立ち向かっている。そして人生を楽しんでいる。
私より少ない年齢の人生しか経験していないのに、私よりよっぽど多くの人生を経験している。
相対的な時間じゃないんだ。時間の密度が異なるんだ。