これまでSEに関する体験談を記してきた。泥臭い話もあり、これを知るとSEを敬遠する人がいるかもしれない。それはそれで良いと思う。無理してやる仕事じゃない。
しかし、地道で苦痛が伴う仕事であっても、IT業界に多少なりとも魅力を感じているならご連絡下さい。
勿論、辛いことばかりじゃない。仕事が楽しいと感じることだって沢山ある。スキルを身につけてステップアップしていくことを肌で感じられる職種だ。
今回は、言語開発のSE寄りの話になったが、似たような職種にウェブ関係の開発もある。インターネットの黎明期のウェブ開発は、レベルの低い作業が多かった。システムを構築するソフトウェア開発技術者であれば、「あれは技術とは言えない」と思う人が当時は沢山いたはずだ。
ちょっと失礼・・・
しかし、次第にウェブ開発技術にソフトウェア開発工程が加わりだした。今や単純なホームページ作成から、ウェブシステムへと複雑多義に至っている。昨今は、モバイル技術・クラウド技術が加わり、大手企業も進出している。もはや、当時では考えられなかった状況になっている。
インターネット黎明期はSOHOなる言葉が流行り、「自宅で好きな時間に仕事ができる」と話題になった。インターネット黎明期とは Windows95 が市場に投入された頃になるだろうか?
今やSOHOなる言葉は死語かもしれないが、様々な業界の職種の人が色々なスタイルで収入を得ているものもSOHOと呼べるなら、言葉は変わって進化発展していくだろう。
しかし、IT業界に関して言えば、仕組みは複雑になり開発スタイルは大きく変わった。SOHOとして個人が生き残るには大変な時代だ。
要は技術(=才能)があれば、いつの時代もどこであっても生きられる。日々のスキル蓄積は非常に重要、技術は自分の身を救うのだ。
お互い頑張りましょう。
この年齢になっても、いまだ技術専門書を購入して勉強している。60歳を超えたとしても技術の勉強はするつもりだ。