f_コンピュータとシステム

054 紆余曲折の情報処理技術者試験 #4

ついにと言うか、時代の流れと言うか、情報処理の試験区分は大きく変わった。パソコンが広く浸透されだし Windows95 が登場する前年の1994年の頃だ。

確かにパーソナルコンピュータの浸透による情報処理試験の変更は自然の流れだと感じた。
しかし・・・この試験区分、訳が分からな~い。

複雑なので下記を参照されたい。

情報処理推進機構のサイトに書かれている。
ページ上から数行目にある「試験制度の変遷(昭和44年~現在)」のリンク先に詳しく記載されている。

試験制度の変遷
図をクリックしても情報処理推進機構の上図に飛びます
情報処理推進機構のサイトより

今回の話の部分は1994年(平成6年)の緑色の部分。

2種と1種とシステム監査はそのまま残った。特種がなくなり、オンライン試験はネットワークスペシャリストの名称に変わって7種類に細分化された。

図を見る限り特種情報処理技術者試験が細分化されたみたいに感じるが、そもそも対象とする範囲が異なるから全然意味が違う。

新たにシステムアドミニストレーターなる試験が加わっているが、この試験の登場で意味が分からなくなった。
アドミニストレーターとは管理者の意味であり、試験内容と名称が全然一致していない。とても「管理者」を名称にするレベルでなかった。

2年後に上級シスアドが登場し、シスアドは初級シスアドに変更された。これは理解できるとしても、業界に詳しくない人は「初級を取ったら、次は上級シスアドだね」なる誤解も生まれる。初級シスアドと上級シスアドのレベルの差が大きすぎるのだ。

プロダクションエンジニア試験、システム運用管理エンジニア試験も、個人的にあってもなくても良いような試験。大企業ならともかく、中規模以下の企業にとって細分化された管理者の試験の設置に意味はない。

数えきれないほどの履歴書を見た。数えきれないほどの人と面接した。2種、1種、特種、監査、初級シスアド保有者に出会ったことはあるが、細分化された○△□試験(例えばアプリケーションエンジニア)の資格を持つ技術者に出会ったことが一度もない。(笑)

ピックアップ記事

  1. 081 あえぐ国内電気メーカー
  2. 024 のだめのタンタービレ
  3. 045 経営者倶楽部 JAZZ演奏
  4. 003 顧客を惹きつける
  5. 019 おいしいテレビドラマ

関連記事

  1. f_コンピュータとシステム

    042 SEをとりまく人たち

    下の図は数年前に私が作成した「SEをとりまく人たち」だ。弊社サ…

  2. f_コンピュータとシステム

    058 マイクロソフト認定資格はどうだ #8

    履歴書の中で一番お目にかかるのが、マイクロソフト認定資格 MOS(Mi…

  3. f_コンピュータとシステム

    051 情報処理資格って必要なの? #1

    一般的にコンピュータに関する仕事なら何でもIT業界って思われている感が…

  4. f_コンピュータとシステム

    078 2045年は、人類の技術的特異点

    2045年が人類の技術的特異点だって?昨年あたりからIoT(特…

  5. f_コンピュータとシステム

    079 日本のオーディオメーカー徒然記

    休日に秋葉原の某大手家電量販店に出掛けた。秋葉原は会社の隣駅にあり、ち…

  6. f_コンピュータとシステム

    064 まだまだあるぞ、IT資格試験 #13

    Linuxのスキル判断として国際的に認められている資格。日本だけでなく…

徒然ITブログ

徒然ITブログ(業界特化編)

特記事項

私的おすすめ記事

  1. 2018.01.18

    032 営業の神様

ちょっとした記事

  1. 2017.09.10

    029 利根川322

ピックアップ

  1. 049 40代は独立する最大の好機
  2. 005 レストランを存続させるには
  3. 003 顧客を惹きつける
  4. 001 アルバイトから正社員に
  5. 081 あえぐ国内電気メーカー
  6. 026 ジオパーク in 幕張メッセ
  7. 060 銀座ギャラリーでの絵画展
  8. 055 寅さん像、さくら像 除幕式
  9. 048 産業労使秋祭り
  10. 046 こち亀 40年間 掲載終了
PAGE TOP