情報処理技術者試験のネットワーク系の試験は、オンライン情報処理技術者試験(1988) –> ネットワークスペシャリスト試験(1994年) –> テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験(2001) –> ネットワークスペシャリスト試験(2009)とこれでもかと言わんばかりに変っている。
私はシステム開発が中心だったので、ネットワーク関係はさっぱり駄目だ。だから偉そうなことを記述するのはかなり気が引ける…。お許し下さい。
自分でもネットワークに弱いのは認めるが、ネットワークの資格ならシスコシステムズの技術者認定制度がお奨めだ。(と思っている)
シスコシステムズはルーター等のネットワーク機器のトップメーカー。中立を守らなければいけない情報処理試験の問題より資格がそのまま実践に直結する。そのため資格は企業からも非常に高い評価を受けているのだ。
分かり易くて評判の良い 480頁ほどの厚い書籍 (実は私もこの本で勉強しました…)
個人的に「アプリ系に進むならオラクルBronze、ネットワーク系に進むならCCNA認定資格を最初に持っていると有利だよ」と言っていた。ベンダー試験は受験料が高いのがネックだがその価値はある。
CCENT<CCNA<CCNP<CCIE
入門者レベルのCCENT、お奨めのCCNA資格。ステップアップを目指すなら上級者向けのCCNP、エキスパートのCCIEと続くが、上級者レベルのCCNPはかなり高度、CCIEになると超難関。普通の人はまず受からない…ことは知っている。私はネットワークの知識が少ないので、それ以上のことは良く分からない。
シスコシステムズのサイトを参照すると5段階であることが分かる。
エントリー<アソシエイト<プロフェショナル<エキスパート<アーキテクト の順。難関なエキスパートCCIEの上に、更にアーキテクトCCArがある。
ネットワーク機器のイメージ
システム設計書、システム機器構成図等の仕様書を作成するとき愛用したMicrosoft Visio。現役時代のVisio2002は滅茶苦茶使った。仕様書が知的に見える。間違った内容でも正しく見えたもんだ(笑)。このラック図は、Hesonogomaさんサイトのステンシルを利用して積み重ねたもの。有難う御座います。これだけ進化しているとは思わなかった。
詳しくはHesonogomaさんサイトをご覧下さい。
ネットワーク技術者は、アプリ開発より実践が直接スキルになると思う。よって、CCNAの資格だけでも実務経験が十分あればしっかり評価される。(と思う)CCNPがあれば文句ないが、過去にその資格保持者の方に会ったことがない。CCNAでさえ数人にしか会ったことがない。
私がネットワーク系の会社に在籍していなかったことも大きな理由だが、ネットワーク技術者を自称する技術者であってもCCNAの資格さえ持っていない人は多かった。
「資格なんてあっても関係ないですよ。資格を持っていても駄目な人は多いですからね。実務経験です」と答える人は少なくない。
確かに正しい。
しかし、資格を持っている人が言うには謙虚で素晴らしいけど、持っていない人が言うと負け惜しみに聞こえる。「受ける時間もなくて、気が付いたらこの歳になっていました」と謙虚な返答の方が受けが良いです。
但し、資格を持っていなくても本当に凄い人はいます。よって全て一般論です。
勿論、私はこの資格を持っていないし、試験を受けるレベルまで到達していない。資格は持っていないけど最低限の知識習得として勉強はした。TCP/IP等のネットワークの基礎知識はしっかり身に付くのだ。