IT資格のメジャーどころに触れてきたが、実はまだまだ認定試験は沢山ある。
例えば、Java認定資格試験。Javaと言えばサン・マイクロシステムズ。
そのサン・マイクロシステムズと言えば、UNIXワークステーションのトップブランド、超優良企業だった。90年代前半のSPARC Stationは圧倒的な人気を誇るUNIXマシンだった。まさか2010年にデータベースの雄 オラクル社に買収されるとは、当時を知る人であれば信じられない事件だった。
その頃、サンJava認定資格(SJC=Sun Java Certificaton)と呼ばれる技術者認定制度だったが、買収に伴いオラクル社の認定試験に組み込まれてしまった。
オラクル認定Java資格より
「オラクル認定Java資格」なる名称は、個人的に凄~く違和感がある。
Oracle MasterのBronze、Silver、GoldのようにJava認定資格もBronze、Silver、Goldが存在するんだね。
私的に言えば、この手の認定試験は無いよりあった方が良いが、技術者を採用しようとする場合、殆ど関係ないと思う。これまでのプロジェクト経歴が遥かに重要視される。
私はオラクル認定Java資格の実態を知らない。知らないくせに偉そうなことを書く気もないので、これ以上の発言は避けます。
但し、銀行の窓口業務を行う女性行員だって、幾つかの試験を合格しないと窓口業務に就けないことを忘れてはいけない。それなりの仕事に就く人は、それなりの勉強をしているのだ。
WebSphereの資格認定より
マイクロソフトに認定資格があるように、IBMにだってあまり一般的ではないが、IBM認定資格がある。メジャーな企業はこうした認定資格を設けている場合が多い。
かって日本のワープロソフトの雄 一太郎も「一太郎検定試験」があった。まだMSワードと一太郎がしのぎを削っていた頃だ。寂しいかな2009年度の試験を最後に終了してしまった。
クリエーター系にはアドビシステムズのアドビ認定制度も有名だ。製品を指導する立場なら必要かもしれないが、クリエーター系は資格取得よりそれをどう生かすかの方が重要だ。