システム開発を行う場合、一番重要なのは業務をいかに理解しているかだ。次にシステム環境の理解が重要。つまりターゲットマシンやプログラム言語等を何にするかだ。勿論、予算あっての話だが、それは別の話。
繰り返すが、プログラミング言語は重要ではない。業務知識の方がずっと重要だ。システムは仕事に有効活用されて意味がある。使われないシステムなんぞ何の意味もない。
要は言語とはシステムを動作させる手段でしかないのだ。但し、これが非常に重要な位置を占めるんだけどね。
同じIT業界でも、旬の仕事をしていない人の方が多い、保守運用作業しか経験のない人も多い、更にシステム開発と無縁のITサポート業務の人はもっと多い。
よって、好きでその仕事をしている人なんて僅かだ。今現在、将来のスキルアップに役立ち、仕事が楽しい職場であれば、感謝しなければいけない。
多くは生活のために仕方なくやっている人の方が多いのだ。
仕事の愚痴を言っても仕方がない。現在の従事している作業を徹底的に理解しよう。業務を徹底的に理解し、システムの開発手法・プロジェクトの運営方法などを貪欲に学んでおく。即ち今ある環境を利用して知識を広げよう。
「でもさ、俺の仕事ってルーチンワークだから覚えることもさほどなく、無理なんだよなあ」と思う人がいても、意外と吸収すべき箇所は沢山残っている。どうしても無理と判断するなら上長に配置転換の希望を出すべきだ。まず、それを自分が堂々と言えるか自問して欲しい。
私は30代になった頃から上流行程ばかりをやってきた。今となっては色あせた業務知識もあるが、時が過ぎても多くの知識は役に立つものばかりだ。確かに無駄な経験もあったが、どれも肥やしになっている。業務SEってそんなもんだ。
技術者は目の前のプログラム技法にばかり目が行くものだが、プログラム言語は必ず移り変わる。
業務SEでない人でプログラム言語に拘るなら、徹底的にプログラミング開発のベテランになることだ。
言語の考え方は基本はどれも同じだから一流技術者と認められれば、開発環境が変わってもさほど恐れることはない。
どこで一流技術者と分かるか? スキルシートや職務経歴書で分かる。一流の人の職務経歴書ってとにかく凄い内容だ。
面接の段階で、圧倒的な知識で面接官に立ち振る舞い「明日からでもウチに来て下さい!」と言わせよう。どうせ生きるならそこまで目指そう。目指すだけなら誰でも目指せるからね・・・笑。
まず、自分の好きな分野で一流になろう。若ければ若いほど失敗しても挽回できる。若いうちに沢山失敗しましょう。