人によってさまざまだと思うが、オープンソースと言うと何を思い浮かべるか?
マイクロソフト対抗の OpenOffice、ウェブ系なら WordPress や XOOPS、Drupal などある。ネットShop構築だけ考えても EC-CUBE、osCommerce、Live-Commerce、CS-Cart …など思い当たる。
ウェブサーバーに必要な Apache や Tomcat もオープンソースだよな。おっと、最大のオープンソースと言える Linux を忘れちゃいけない。
それに載せる MySQL や PHP、開発ツール Eclipse だってタタで使える。MySQL と言えば PostgreSQL を記載しなければ片手落ちだ。
どれも非常に多くの人に利用されている。Apacheだけ記載しても、高い信頼性もあり実質業界標準になっている。
どれも下手な商用ソフトより遥かに性能が良い。まあ、世界中の頭脳人により改良に改良が加えられるのだから当然かな。
オープンソースと呼ばれるものは驚くほど沢山ある。使用にあたってライセンスが発生するものも出てくるが、どれも基本的にタダで使用できる。
そう言えば Perl や Ruby もプログラム開発にタダで使える。
オープンソースと呼べないが、ブラウザの Internet Explorer をはじめ Firefox、Chrome、Safari なども基本的に全て無料だ。Firefox と言えば、メールソフトの Thunderbird を忘れてはいけない。
グラフィックソフトなら GIMP も書かなきゃいけないし、最大のGoogleが提供する各種サービスも非常に高機能で多くの人に利用されている。
まあ、各種ブラウザやGoogle等に代表されるクラウドサービスは、オープンソースでなく、フリーソフト・無料ソフトと言うべきなんだろうが。
以前、クリス・アンダーソンの「フリー」が流行ったが、デジタルの世界に於いてタダでサービスを受けられることが実に多い。「フリー」の手法は、極端に言えば、タダでユーザーを集めて一部を有料化する方法。
オープンソースは無料で使えるが、ビジネスとしてそれを利用してシステム化したものは、大抵は有料となる。Linuxは無料だけど、それをそのまま使う人なんていない。Linuxのコアを入手してもそれを使える人なんか殆どいないからだ。
自分も Linux がもてはやされた頃 Red Hat Linux の箱に入れられたソフトを数千円のお金を出して買った。専門雑誌にタダでCD-ROMが付いているのに何故と思うかもしれない。
仕事や業務に使う場合、無料のオープンソースであってもサポートが必要な場合があるからだ。
既に主流は変わった感はあるが、ウェブシステムを開発する際にオープンソースソフトを組み合わせた LAMP なるものが流行った。
OSに Linux、Webサーバに Apache、データベースに MySQL、プログラム言語に PHP。各ジャンルで定番ソフトを合わせた安易的な発想だが、意外と利用される機会は多かった。(過去形で書いているのは、既に微妙な時期だからだ)
基本的に開発環境はタダで入手できる。その開発環境を利用してシステムを構築する訳だ。今は非常に有難い時代なのだ。
このオープンソースにはライセンスがつきまとう。
これからのSEはオープンソースをどうつきあうべきか?