5月9日から11日 Japan IT Weekが開催された。春=ビックサイト、秋=幕張メッセで開催されている。ここ数年ずっと欠かさず脚を運んでいたが、昨年は春も秋も行けなかった。再び今年もやってキター。
ビジネスターゲットの観点から平日の開催に意味がある。スーツ姿が多いのも、出展側も来場者側もビジネスに真剣に取り組む姿勢が感じられて良い。
私がこの手の展示会に来るようになったのは、もう20年位前からかな。それ以前は、こうしたIT展示会が頻繁にあったのかさえ不明だ。
だいたいITと言葉自体が昔から存在していた訳でなく、確か2000年前後から浸透してきた言葉だと思う。PCが進化し、ソフトウェアの存在意義が高く見直され、製品が爆発的に多くなってからだ。それまではハードウェア中心の時代でありコンピュータはハードウェアありきで考えられていた。
今やソフトウェアの方が重要視されている。すなわち目的があり、ハードウェアはその目的を実現する手段でしかない考えだ。
例えば、ロケットが先にある訳でなく、宇宙に進出するためにロケットは開発された。ロケットは目的を実現する手段でしかない。その目的を確かなものにするために、めざましい進化がある訳だが。
ロケット程の超最先端ではないが、今もこの手の技術の情報収集に来場するとワクワクしてしまう。ずっと現役で居続けたい気分になる。歳をとるのが残念でならない。だって20年後、30年後の未来の技術が気になるからだ。あなたも未来が気になりませんか?
世間ではIT業界の最先端の展示会と思うかもしれないけど、7割近くは最先端でも何でもなく、最近のトレンド技術を切って刻んで調理したり味付けしたり組み合せている製品が殆ど。企業としては一生懸命ビジネス商談に結び付けようとしているって感じがする。
よって既にビジネスにお馴染みの製品があったり、オフィスに浸透しているお馴染みの製品の機能強化したものの紹介が殆どメインとなる。クラウド技術、今やインターネット技術を応用すれば何でも出来てしまう世の中になってしまっている感がある。
毎度、呼び込みが凄い。飲み屋街の呼び込みを遥かに凌ぐ。出展社の目的は商品を理解して貰うことであり、何故あそこまで来場者に近づいて呼び込みをするのだろう。
ボールペンや景品を手渡し、足止めさせることに力を置いている気がする。全くビジネスにならない来場者も多いと思うのだが。
恐ろしいほどインターネットは我々の生活に密着している。そして、それは更に進化していく。
例えば、携帯電話と言う言葉は間違っている。今や携帯電話は色々な機能を搭載している端末であって、電話の機能が付いている端末と言っても良いからだ。
この業界に応募してくる人は正解だと思う。スキルを身につければ、30歳、40歳と年齢を重ねても少なくとも職探しに全く困ることはなくなるだろう。50代、60代になっても通用する技術者が理想だけどね。
誰にでもとって代われる仕事をしていては駄目。確固なスキルを身につけるしかない。
ちなみに、5月16日の主催者の発表は、3日間で102,441名の来場があったそうです。(5月16日 追記)