葛飾のイメージはつかない人でも柴又帝釈天のイメージは誰でもパッと思いつくほど広く知られている映画、男はつらいよ。その「寅さんサミット2018 in 柴又」が11月3日と4日に開催された。自宅から比較的近いので散歩がてらに出かけた。全て当日のスマホ写真だ。
寅さんサミットは今年で4回目になる。
昨年度はアド街ック天国でたまたま事前紹介された関係もあって、3回目の来場者は何と8万8千人だったのだ。
この柴又駅の寅さんとさくらの銅像、さくらの除幕式のときにも出かけ、馬鹿なエピソードがある。倍賞さんが健在に関わらず銅像の話が出るのもおかしな話だが、倍賞さんは「銅像、どうぞ」と自ら除幕式にジョークで交わされた。
さくらの除幕式の時も早く来すぎたが、まだ8時45分~9時少し前。あたりはガラガラ状態、
9時頃から店舗もオープンし始める。まるで映画のワンシーンと思えるくらい風情がある。
これから J:COMが生中継するようだ。寅さんの格好した女性がレポーターを務める。数時間柴又を楽しんだが、寅さんの格好をした人を5人は確認している。正直、寅さんの格好は映画では違和感を感じないが、実際は浮いた格好なので、それなりの人でないとなかなか似合わない。
山田監督と倍賞さんは多忙でサミットに出席叶わなかったが、松竹社長が登場し、挨拶時に今現在も山田監督が映画撮影を進めているとのこと、80時間を超える映画映像と現在の映像と組み合わせてストーリーを仕上げるとか。但し、当時の映像画質と音質は全然違う。映像と音声のbefore/afterを見せて貰ったがその技術に感心するばかりだ。
ご存知の人が多いと思うが、ゴクミこと泉ちゃんと満男の再会と過去の寅さんシーンを違和感なくデジタルミックスして来春正月に50作目を発表するらしい。(2019年から2020年にかけての正月映画)
イベント会場は、まだ9時少し前なのでガラガラ状態。スタッフでもないのに、こんなに早く来ても仕方がないのだが…。
50年前のクリアに修復した映像と音声を絡めたストーリーが今から楽しみだ。イベント会場にはロケ地など16自治体と関連出店含めて全24店が出店。記憶が正しければ宮崎日南市など1回目から毎回登場している団体もある。唯一海外ロケ地となったオーストラリアのウィーンも何度も登場している。
9時40分頃、徐々に混んできた。ここにも寅さんの格好した人を見かけた。しかし、誰も知らんぷりするところが実に都会的だ。
寅さんは48作で全国を回ったが、実は富山県と高知県だけがロケ地がない。(挨拶の誰かのコメント)私の郷里新潟県の場合は、都はるみが登場した佐渡の話がある。上越と六日町もさりげなく登場している。糸魚川もロケ地にあれば、寅さんサミットに私も手を挙げて全面協力したいところなんだけど。
マイク中央は佐藤蛾次郎さんの挨拶、何と第1作目から最終まで映画で着ていたという法被を着ての登場。『僕が1作目に出たときは24歳だったんですけど、今74歳です。当時は髪の毛も沢山あったんですが、今じゃ(帽子をとって)少なくなりました』と気さくに語られた。
ゲストの女優の黒谷友香さん。DVD全部持っているくらい寅さんのファンです。と言うけど、リップサービスだろうな。柴又の地は(笑いながら)2回目です。大ファンならもっと来てね。
ステージで来賓やゲストの挨拶を聞く姿、10時半頃、そこそこ盛況だ。これから人はどんどん増えてくる。
J:COMが生中継して、寅さんの格好をして各エリアを回って紹介していた。BSでも土曜日寅さん全作品を流しているが、寅さんシリーズが終わると、釣りバカ日誌の全作品を交代で流している。まさに昭和の日本の姿が見かけられる。この映画が面白いと思うようになったってことは、歳をとったからなのかな? 映画が上映していた頃は、私も若かった頃であり全く興味なんかなかった。勿論、一度も劇場に足を運んだことがない。
まだ10時半程で結構の人だかり。柴又駅を利用して来るのかな?
おいおい!さくらの旦那「博」と浅岡ルリコの「リリー」がいるではないか! 溶け込んでいるので分からないが、こんな人達がさりげなく仮装していることが憎い!
今日は良い天気だ、参道もほどよく混んでいる。たまにはこんな日も悪くない。