こちらの全写真は昨年の2018年11月10日 郷里の焼山温泉に行ったときのスマホ写真。今年1月31日にて休館してしまった。この知らせを知ったとき、とても驚き残念に思った。人手不足と営業不振が原因とのこと。
私が小さい頃から存在した田舎の温泉、実も一度も温泉に浸かったことがないのに、昨年11月に何故か1泊する機会を得たのは、とても偶然とは思えない…。
私が新卒で入った会社は大手ソフトウェア開発会社だった。
当時はパソコンなんて世間で浸透していない時代。当時のパソコンなんておもちゃ程度の能力しかなかった、自分もそんな実用に耐えないパソコンに殆ど興味なんかなかった。
しかし、何を血迷ったのかコンピュータソフトウェアを開発する会社に入社してしまう。当時はメインフレームと呼ばれる超大型汎用機を所有するそこそこ大きな会社だった。
そんな訳で入社するまでコンピュータなんか知らなかったし、当然キーボードもまともに叩けなかった。暫くは一本指打法で入力していたもんだ。
SE候補の同期が70名以上いたが、新人研修に2ヶ月位の教育が行われた。
大学で情報処理工学を学んだ同期は当然出来た。文系出身者や私のような理系でも情報処理工学に全く関係なかった同期は全てが初めての体験だった。
コンピュータ専門学校なら2年で学ぶ内容を 僅か2か月で習得するのだから密度は濃い…と言うより必要最低限の教育しかしなかった。あとは現場で学ぶOJTスタイルだ。
即ちその気になれば、コンピュータ専門学校の2年の教育は、2か月で済んでしまうのだ。勿論、概論しか触れないから大雑把な内容になるが、現場のOJTでその大雑把な内容を肉付けしていくことになる。
余談だが、当時のこの業界は残業が凄かった。退社時間は22時頃が一般的だった。つい数か月前まで大学生活を楽しんでいた人間にはこれは相当にきつい。毎日毎日夜10時まで帰れない(徹夜もあった)なんて、これは長く続かないと思ったもんだ。流石に今どきこんな労働環境ではないはずだが。
研修やセミナーを受ければ、スキルが身に付くなんてのは大きな大きな間違いだ。
仕事が出来るようになるには、机上での学習ではなく実際に体験することに尽きる。即ちOJTに尽きる。
大学で情報処理工学を学んだ同期は、コンピュータ知識やプログラミング知識はずっと先にいたが、1年もしないうちに殆ど大差なくなる。毎日毎日 朝から晩までプログラミングをしていれば、差がなくなるのは当然だ。最終的には、地頭の良い人間が頭角を現してくる。それは 文系/理解/男女に全く関係がない。
初心者に座学は遠回りだ。迷ったら知っている人に聞くのが一番早い。効率よくスキルが上げられる。仕事をしながらスキルを上げる、会社に入ってOJTこそがスキルアップの超最短なのだ。
そして、一定以上のスキルを得た技術者になると、基礎が出来ているから座学でどんどんスキルをアップ出来るようになる。
ここまで到達出来たら未来は明るくなりますよ。