ここの全写真は8月3日、郷里糸魚川北口駅前の大通りで行われた市民大流しの様子。企業や各団体による3千人に迫る踊りの輪だ。糸魚川に大変お世話になっている私は、昨年に引き続き踊りの輪に参加した。
会社を興して2年ほどして、リーマンショックに直面した。開発の仕事は壊滅壊滅、お客様常駐作業も次々に撤退となった。
なす術がないとき、額は決して多くはなかったが糸魚川関係の仕事を請け負えた。つくづく故郷とは有り難いものだと思ったもんだ。
今も年5~6回は糸魚川に戻っている。仕事の場合もあるし、プライベ-トの場合もある。
もし、私がふるさとに関心のない人間だったら今の会社は存在していなかっただろう。高校を卒業して東京に出てきて圧倒的に東京の生活の時間が長くなったが、住んだ長さはあまり関係なく、幼い頃に生まれ育ったところで人格の形成は作られるんだと思う。
途中途中に休憩を入れて7時~9時まで2時間踊り続ける。思った以上に良い運動になる。いとしん(糸魚川信用組合)さんのご厚意で東京糸魚川会として参加させて頂いた。有難い~。
殆ど踊りの練習もなく、いきなり本番故、踊りはバラバラ状態だ。右側にぎこちなく写っているのが私なんだな。
同じ隊列の反対側角度で撮った写真がこちら、いとしんさんは綺麗な列になっている。右手前奥が我々の隊列だ。阿波踊りじゃないが、踊らにゃそんそん、踊りなんて適当で良いのかもしれない。
しかし、そうであっても踊りが全く揃っていないのはちょっと反省すべきところだと思った。
駅前ステージで生演奏となっているが、スピーカーでどこにいても音楽は聞こえる。
どこでも「ミス」って存在するけど、糸魚川の場合はヒスイレディーって言うんだな。何故ヒスイレディーって? 糸魚川って世界的なヒスイの産地だからなのだ。ちなみに日本の国石はヒスイなんだな。
今年はデンカ青海工場さんが一等賞になりました。そうは言っても、この一等賞とか二等賞は全く意味を成しません。楽しく参加することに意味があるからだ。
踊りが終わって いとしんさん2階で一杯。話をすると知人の娘さんだったりと驚く一幕も。
あなたにも生まれ育った故郷はあると思う。両親同様に故郷も大切にして下さい。
そして、いづれ故郷に恩返しをしてあげて下さい。きっと良いことありますよ。
郷里は遠きにありて思うもの・・・詩人・室生犀星の有名な詩句がある。室生は明治の金沢出身。東京と金沢の往復は夜行列車でとんでもなく遠かったはずだ。しかし、今や北陸新幹線で何と2時間半。