今回の全写真はウェブ素材集の働く人から。仕事柄沢山の素材集を所持しているが、フリー素材も良くなった昨今。めっきり使う機会の少ない素材も多々ある。一度も使っていない素材なんか幾らでもある。使わなきゃ損だ。
「就職氷河期」は、いつ頃から一般的な言葉になったのだろう。少なくとも私が新卒時代にこの言葉は存在していなかった。この言葉はバブル崩壊後に発生した気がする。
バブル期の新卒はそりゃもう超売手市場だった。この頃のテレビドラマは意味もなくリッチに制作された。日本の未来は明るかった。日本こそが世界No1だと誰しも疑わなかった。私もジュリアナ東京に何度も行ってバブルを感じた(笑)。バブルは、私が30歳前後に4年ほど続いた。30歳前後と言えば、人生の中で最もチャレンジ出来る頃だ。振り返るととても恵まれた時期だったと思う。
しかし、良いことは長く続かない。1990年初頭にバブル崩壊が起こった。この時に「就職氷河期」なる言葉が登場したのだと思う。個人的に今のコロナ禍の就職氷河期より情勢は滅茶苦茶だった感がある。当時私が在籍していた会社も業績不調であることがピリピリと感じられた。失われた10年と称され、特にバブル崩壊の3年程の新卒就職は、氷河期に「超」がついた。この時期に社会人になる人は本当に本当に気の毒だと思った。
徐々に景気は好転していくが、今度はいきなり2008年秋にリーマンショックが起きる。私が会社を興して2年目だ。見事に仕事がなくなっていくのを今も鮮明に覚えている。お付き合いしている会社から電話がかかってくると恐怖さえ感じた。「Aさん来月一杯で終了でお願いします」って感じだ。
数年もの影響が続いたリーマンショックだが、徐々に徐々に景気は回復し、2020年になる迄の数年間は売り手市場となった。ようやく多くの企業は新卒採用に積極展開を始め、さらに東京オリンピック2020が開催!今年は最高の年になると誰しも思った。しかし、新型コロナが世界を一変させた。
飲食業、運輸・観光業、ホテル業、イベント業などが直撃を受ける。経済は回り回っていくため最終的には多くの産業が影響を受ける。この時期に社会人となる人は本当に気の毒だ。
「就職氷河期」に巡りあってしまった人は、もう生まれた年が運命だったと開き直るしかない。
巡り合わせを批判することなく、自己を磨くしかないと思う。まずは小さな仕事を一生懸命やる。人が感心するくらい丁寧な仕事をする。これに尽きます。追加として、遅刻厳禁、挨拶徹底。
その前に仕事先が決まらないからどうにかしてくれ~って?そうなんだよなあ~、そこなんだよなあ。
If at first you don’t succeed, try try try again.
微力ながら応援します。即ち、私も目一杯頑張らなきゃいけないってことだ。