今回の全写真は、3月27日(土) 気分転換に自宅から少し出掛けたところの某風景。週末は天候に恵まれた桜満開もあって、人出がちょっと気になるところだった。
聖火ランナーが25日福島県からスタートした。辞退者が続出する盛り上がりに欠ける聖火リレーが続いている感がある。コロナ感染者数の収束が見えないこともあり、オリンピック開催すべきか否かの論議が絶えない。国内は勿論、世界からも開催における賛否の声があがっている。
個人的にはオリンピックは開催して欲しい。聞くところによると延期は出来ないらしい。開催するか中止するかの2択しかないとのこと。例え開催したとしても観客不在の盛り上がりに欠けるオリンピックになることは必至だ。開催するも中止するも厳しいならば、2032年に再立候補する選択肢はないのか。これなら楽しみが10年先に延びる。
しかし、これも諸問題があって2032年の再立候補は難しいらしい。
東京開催を断念し2032年に再立候補する方向に舵をとった場合、これまでの準備を進めてきた多くの施設やコストはどうするかだ。
オリンピック選手村も諸問題のひとつだ。HARUMI FLAGと称されるこのエリアは、本来オリンピック終了後に完全リフォームされ入居することになっている。既にこの契約済み住戸はどうなるの?今も選手村は閉ざされたままだ。
施設が他の目的に使用されだしだら元に戻せない。東京以外の日本の都市で再立候補するのも有りだが、果たして今の東京がそれを受け入れると思えない。
『オリンピックをやっているどころじゃない、開催によって感染拡大したらどうするんだ』の意見は分かる。『開催して勇気と感動をもらいたい』これも分かる。開催しても批判される、中止しても批判される。
しかし、もしオリンピックの開催国が日本じゃなかったらどうだっただろうか?過去の開催国と未来の開催国が2020年だったらどんな決断を下すか。
2008年の北京、2016年のリオ、2020年が東京、2024年予定のパリ、2028年予定のロス・・・。感染源といわれ批判を浴びている中国、感染者数の多いブラジル、欧州、アメリカ、今現在を考えるのであれば他の都市が開催できる状況ではない。中止の選択しかない気がする。
日本だから開催の可能性がある気がする。そう思うと日本って規律を守り感染を抑えている素晴らしい国だと改めて思う。油断は禁物だが。
繰り返すが、個人的にはオリンピックは開催して欲しい。しかし、これによって感染拡大したらどうするの?そう考えると何も言い返せない。政治家や関係者は本当に難しい選択に迫られている。ホント大変だ。