寒からず暑からず、天気の良いときはとても過ごしやすい季節。今回の全写真は会社ビルの真後ろの隅田川テラスから。ここは、昼休みに気軽に散歩ができる。そう考えるとちょっと贅沢な環境であることに感謝!
バレーボール女子日本代表監督の中田久美監督。1980年史上最年少でバレーボール女子日本代表に選出。ロス1984五輪、ソウル1988五輪、バルセロナ1992五輪と、3度のオリンピックに出場。現在、女子バレーの日本代表監督を務めている。
選手でなくとも怖そうな人に見える。まして選手にとっては非常に怖い監督だと想像する。以前、テレビで選手時代に一緒にプレイした中田久美さんと大林素子さんのトークがあった。
ずっとセッターをやっていて、いろんな選手にトスを上げていた。ある時、スパイク練習していたとき、素子は私が上げたトスを「打てない!」と、床に叩き付けた。「ブチッ!」と切れた。「何て失礼なヤツだ、私を誰だと思ってたんだ!」と。
それからは絶対文句を言わせないために素子へのトスの研究をしたことを語った。それを隣に座って聞いていた素子さんは「恐れ入りました」と笑って答えた。
その中田久美監督が初めて日本代表メンバーを招集した時、面談で選手たち一人一人に確認したことがあったらしい。
「あなたの武器は何?」
「日本代表のため、あなたは何をやってくれる?」
「私はあなたにこういうことを期待しています。それに対してどうですか?」
これを会社の面談で質問したらどうなるだろう。
「会社のため、あなたは何をやってくれますか?」
こんな質問されたら、多くの人は心の中で「うわあ~この人、嫌な質問するなあ」と思うだろう。給料を貰う手段でしか会社に来ていないなら間違いなく返答に窮するだろう。
オリンピック選手と一般人とでは意識が全然違いますよと言われればそれまでだが、中堅どころになってくると自分が会社を食わせていると思えるようになってくるもんだ。私も30代になると「今の自分は会社に貢献している」という強い意識を持てる時代が到来した。20代の頃は、自分の給料は会社の売り上げに貢献しているか否か微妙だったと思う。20代前半に関して言えば、間違いなく自分が会社に与える収益より給料を貰っていたはずだ。そもそもそんなこと意識さえしていなかった気さえする。
会社に置き換えた中田久美監督の質問は、会社に貢献している(もしくは貢献出来る)と強い自覚がない人にとってかなり手厳しい質問になる。
誤解なきように、監督は常にコンスタントに力を発揮できるよな選手を育てたいと熱い愛情あるメッセージを送られていたことを追記しておきます。