Windows9x系とWindowsNT系の2系列でWindowsOSは提供されていた。
WindowsXPの登場によりマイクロソフトは、これまでの2系列の開発の負担は大きく減ることになる。
とは言え、旧バージョンのソフトも動作させる必要があるため、アプリケーション互換モードを用意するなど数々の配慮をしているところは流石だと思う。
私的には、この頃になると完全にOSはブラックボックスになった。
入門書は一般書店にも沢山並びだすが、OSの深い箇所まで解説した技術専門書が見かけなくなってしまった。
Windows3.1の時代はファイル数もそれほど多くなかったので、OS構成は理解出来たが、Windows95以降は、何が何だか分からなくなった。
システムが複雑になりすぎて、もはやOSの構造や仕組みなんか覚える気もしない。開発に必要箇所だけ知れば良いスタンスへと変わっていく。
アプリケーションが高機能になりすぎたこともある。
ワードやエクセルなどのオフィス製品、Visual studioを代表とする言語開発環境、クリエイター御用達のAdobe製品等を自由に使い倒すだけでも、相当な経験が必要となってくる。
OSはブラックボックス前提で使うことが常識となった。
(注)図の資料元