1984年1月 米国で初代Macintoshが登場した。
今でこそアップルコンピュータと言えば、誰もが知る超有名企業だが、当然のことながらここまで巨大企業になるなんて当時は誰も思っていなかった。
但し、当時から拘りのあるデザインのパソコンメーカーだったことは感じとれていた。
初代Macintosh(1984)
Motorola 68000のCPU、128KBのRAM、当時のIBM-PCに対してMacintoshはデザイン的にも斬新だった。フロッピードライブはソニー製。ジョブスはウォークマンを代表するようにソニー信者でもあったようだ。
日本ではキヤノン販売が698,000円で販売している。う~ん とても手に届く価格じゃない!
うわ~ジョブスが若い!ジョブスが追い求めるGUI志向は、ハードウェアの能力が追い付かず、動作は重く、決して高い評価ではなかった。
Macintosh Classic(1990)
1990年10月 初代のマックのデザインを引き継ぐ Macintosh Classic が発売され、20万円を切る価格帯となった。他に買いたいi386PCマシンがあったため結果的には購入に至らなかったが、マックPCを理解したかったこともあり、パソコン雑誌のレビューを眺めながらマックを買うか随分迷った。
この頃の日本のトレンドドラマで、自宅で仕事を持ち帰ってPCで作業する映像を見かけると、Macintosh Classicだったりした。何故かIBM-PCではないのだ。Macのほうが映像映りが良いからなんだろう。
当時も強烈なマック信者の友人がいた。決して私にマックを勧めたりはしなかったが、惚れ込んでいるのが言葉の節々で強く感じた。もし、Macintosh Classicを購入していたら自分コンピュータ史はひょっとして変わっていたかもしれない。
NeXTcube(1988)
Macintosh Classicが発売されている頃、既にジョブスはアップルを去り、NeXT社を設立(1985年)し、NeXTcubeを発売している。黒い四画の筐体で当時は鳴り物入りでコンピュータ雑誌のあちこちで紹介された。
ここでも日本ではキヤノン販売が販売した。先進性が話題になったが、価格が高く商業的に成功しなかった。
Next cube Turbo MC68040(33MHz) 16MBメモリ、92年1月時の日本での販売価格191万円。これじゃあちょっと手が出ないよ。