1983年~
前回、1983年にMSXパソコン仕様が提唱されたと記載したが、実はMSXより3ヶ月早くモンスターマシンが登場していた。
任天堂ファミリーコンピュータ 1983年
任天堂ファミコンだ。ゲームに全く興味のない人でも知らない人はいないだろう。1983年にファミリーコンピュータ本体とアーケードゲームで人気を博した「ドンキーコング」、「ドンキーコングJR」、「ポパイ」のゲームが一緒に発売された。
箱の高さが少し低目で箱右下に[Nintendo]ロゴがあるのが初期のもの。箱右上に[Nintendo]ロゴがある銀色の箱は再販されたもの。
ファミコンが圧勝した理由はゲームの豊富さに尽きる。私も例外なく沢山のゲームソフトを買って遊んだ。
マリオブラザーズも最初はアーケード版からだった。土管から出てくるカメやカニなどをやっつける単純なゲームだ。誰もが知るあのスーパーマリオブラザーズの右横スクロールのゲームと全く異なる。
ご存知、1985年に登場した「スーパーマリオブラザーズ」、数年後に海外でも大ヒットする。
その後、世界的名作 [ドラゴンクエスト] や [ファイナルファンタジー] が出現し、長くシリーズ化されることになるって訳だ。シリーズ化されたこの名作ソフトの発売日は長蛇の列となり、その様子はニュースで報道されるまでの社会現象となったのだ。
ただ意味もなくゲームの世界を彷徨うのはストレスなので、邪道ながらも攻略本を買ったもんだ。
私はドラクエⅤまで、ファイナルファンタジーならVIまで達成したが、以降は徐々にこの手の途方もなく時間のかかるRPGから遠ざかっていった。やりたくても仕事から帰ってきて、疲れた体で夜遅くまでゲームに熱中する時間が確保できなくなっていったのだ。
当時、ファミコン雑誌・攻略本を扱う書店もファミコン専門コーナーを設けたりもした。ファミコンゲームソフトを販売するショップも乱立した。そのくらい過熱した時代があったのだ。