自分コンピュータ史

054 日本も負けちゃいられない”16bitPC発売

1982年~

1981年、IBMが16ビットパソコンを発売した翌年の1982年、日本電気は16ビットパソコンを発売する。それがPC-9801でありPC-98シリーズの歴史的初代PCだった。広告に記載されているようにそれまでの8ビットパソコンPC-8800を継承している。

PC-98シリーズ

年代を追っかけると年月単位で次々に新機種が登場する。新機種が登場する度にスペックが徐々に向上していく。Intel 8086互換のCPU(5MHz)、128KBのRAM。解像度は640×400の8色で、価格は298,000円。なにかとオプション追加が必要だった。

PC98シリーズ初代
初代PC-9801

koPenさんの 「懐かしいPC-9800シリーズの機種たち ~PC-9800シリーズの時代~」 が、とても分かり易く纏められています。

日本の国民機と称される PC-98がここから始まり、NECの天下がDOS/Vが登場するまで続く。どの企業もそうだけど主流に追従する企業はどこの業種でも登場する。大抵トップランナーはライバルが登場しだすと囲い込みが始まるもんだ。NECと言えばEPSONがそうだ、あとで記述するけど、私はどちらかと言えばNECよりEPSON派だった。

PC6000シリーズ

最初の画像の「新発売でも即戦力」のカタログに登場している各シリーズのそれぞれのカタログをちょっと調べてみた。正直言えば、PC6000シリーズやPC-8000シリーズの存在はあまり記憶に強く残っていない。

PC8000シリーズ

PC8800シリーズ

PC-8800 series

IBMが16ビットパソコンを発売した翌年1982年にNECは16ビットパソコンのPC-9801を発売したことになってはいるが、既にNECは1981年同年に16ビット機(N5200)を発売している。

N5200

現在60歳あたり以上の人なら、オフィスにこんな感じの8インチや5インチフロッピーディスク装置の付いたPCがあり、キーボードを叩いていた人は少なくないはずだ。ちょうどメインフレームが主流だった時代であり、セカンドマシンとして各部署に1台置かれていたりした。

既にメインフレームは確固たる地位を築いていたが、僅か数年前までマイコンと称されていた貧弱な機械がメインフレームを凌ぐ物凄い進化を遂げ始めようとしている。人間って凄いよなあ~。


アイキャッチ画像
PC-9801

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