1989年~
前回の管理工学研究所の桐、前々回のデービーソフトのP1.EXEの内容を書いた。これは、某大手信販会社で20数名(ピーク時28名)のプロジェクトリーダーをしていたときに使用していたハードだ。
メンバーの仕様書作成にEPSON PC286LSを使っていた。れっきとしたパソコンだが、使用目的は限りなくワープロとしてだった。メンバーが交代で4~5台のラップトップPCで仕様書を作成していた。
EPSON PC286LS
メンバーが多かったので、仕様書作成は順番待ちだ。開発メンバーはメインフレーム機での開発、仕様書作成のときだけ机上に戻ってきてPC286LSを使っていた。
今のPCの性能と価格を比べてはいけないがスペックはご覧のとおり。ハードディスク20MBで、文書データは主にフロッピーで保管していた。当時はフロッピーで管理することは珍しいことではなかったのだ。
価格は STD 47万円/20MB 61万円/40MB 70万円、今と比べてPCの価格は驚異的に高い。処理能力はイマイチだったが、前述のP1.EXEならサクサク動き、イライラは無かった。
EPSON PC-386NOTE W
こちらは同じプロジェクトで私が工数管理に使っていたEPSONノート。スペックはご覧のとおり。写真はカラー液晶と思うかもしれないが、実際はモノクロ液晶だ。カラー液晶と勘違いするような広告表示は感心しないな。
価格は 本体が27万円だが、40MBの41.8万円を使用していた。
上のEPSON PC286LSより性能がアップし、価格は安くなっている。コンピュータは発売時期が遅くなるほど性能が向上し価格は下がる。高い買い物ゆえに購入タイミングが実に重要だ。
【謝辞:画像】厚くお礼申し上げます
With98