自分とコンピュータ史

005 レガシーシステムを再構築(#1/2)


COBOLで稼働していたレガシーシステムを再構築するなら何が良いか考えてみる。
今回は完全な自己判断なため、これを参考にシステム構築案を上司に出しても責任は一切持たないぞ。(えっ!誰も参考にしないって?😅)

レガシー言語は、COBOL、RPG、PL/I、Fortran等が考えられる。レガシー言語は他にもあるが、他の言語の経験は極端に少ないので触れない。

いまだ現役で稼働しているレガシーシステムの言語の殆どはCOBOLとRPGだろう。メインフレームならCOBOLで、オフコンならRPGって感じだ。
但し、今でもオフコンを利用している企業は極めて稀であり、その場合は躊躇なくオープン系に移行すべきだ。
RPG言語で組まれるシステムは、ほぼCOBOLと似たような事務処理フローでありCOBOLの再構築と考えても良いと思われる。

システム移行

これは、私が勝手に記載した移行言語。いろいろな選択肢はあるため一概には言えないが、やはり定番のJavaを用いての開発になるだろう。今は若干陰りの感じるられるJavaだが、Javaを選択するのがやはり無難だ。理由は導入実績が非常に豊富だからだ。尚、念のため記すが、表の .Net は正確には言語でなくMicrosoftが提供する開発環境のことだ。

トレンド言語はいつの時代も存在する。今だとPythonパイソンとなる。2020年度の基本情報技術者試験からCOBOLが廃止され、新たにPythonが追加された。(C言語、Java、Python、アセンブラ(CASL2)、表計算の中から選択)

言語の最新動向が知りたい場合は、大型書店のコンピュータ関連のコーナーに行けば簡単に分かる。出版社もビジネスだから人気言語を調査し、流行りに合わせて出版してくる。このすばやさは本当に驚く。

2020年11月今頃の書店の本棚
2020年11月今頃の書店の本棚

ひと昔は、C言語関連の書籍が多かったが、その後Java関連が書店の本棚を占拠し、昨今はJavaの書籍から他の言語解説書に置き換わっている。昨年2020年の11月の今頃はPythonが沢山並んでいた。が、今は既にそうでもない。開発言語は流行り廃りが激しく、いつまでも通用する王道言語を学ぶべきだ。

となると、今は何だかんだ言っても王道の筆頭言語はやっぱりJavaなのかもしれない。但し、最近は各種フレームワークを活用してシステム再構築するケースも多く、どの言語が人気なのか特定し難い時代だ。(続く)

ピックアップ記事

  1. 134 インチュイット と 弥生会計
  2. 116 IBMとクライアント/サーバー
  3. 190 ジャック・マーとアリババ
  4. 064 ジャストシステム/一太郎
  5. 162 ラリー・エリソン、オラクル黎明期

関連記事

  1. 自分とコンピュータ史

    180 ユーチューブ発進

    2005年~2006年情報検索の覇者、グーグル(#5/6)…

  2. 自分とコンピュータ史

    076 世界初のノートPC ダイナブック!

    1989年~強い日本だったことがここでも分かる。東芝は1986…

  3. 自分とコンピュータ史

    070 コンパック32ビットPC登場

    1986年~マイクロソフトが Windows1.0を発売した翌…

  4. 自分とコンピュータ史

    048 ワープロ専用機戦争/文豪と書院

    価格から考えるとコストパフォーマンスに定評があったNEC文豪シリーズ。…

  5. 自分とコンピュータ史

    136 AOL、アメリカ・オンラインの進出と撤退

    1985年、パソコン通信サービスが開始され、電話回線とモデムがあれば接…

カテゴリー & タグ分類

OMかっちゃん徒然ブログ

OMかっちゃん徒然ブログ

業界回想記事

テック企業年表

最近の記事

テック企業攻防戦

業界ウンチク雑学

ピックアップ記事

PAGE TOP