自分コンピュータ史

100 英語版Windowsを日本語表示する

1993年~

Windows3.1日本語版が登場した1993年からDOS/V、Windowsが市場に急速に普及し、CPUは80386から80486に急速に移行していった。

余談だが、当時シー・エフ・コンピューティングのWin/Vソフトを使用すると、英語版Windowsを日本語を表示することが可能となりマニアでは話題となった。

シー・エフ・コンピューティング Win/V

個人的にそのソフトを利用するほどマニアでも無かったし、その必要性も無かったのでどこまで実用的なのか知らないが、
(1) 国外在住者が英語版Windowsで日本語表示させたい
(2) 米国Windows3.1が登場したがWin3.1日本語版が登場するまでにWin/Vソフトを使用して日本語表示させたい
(3) 1992年10月 米国で発売されたWindows for Workgroups 3.1(日本版未発売)を日本語表示して使用したい

などで話題となった。

ちなみに(3)のWindows for Workgroups 3.1(WFW 3.1)は、Windows3.1から6ヶ月後発売されたネットワーク機能を持つOSだ。ファイル共有やプリンター共有などのピアツーピアLAN機能を有する。

WFW
LANボードとLANケーブルが同梱されていた

とても便利と噂されていた WFW 3.1 の日本語版が何故発売されないのか不思議だった。どうやら時期バージョン Windows95 の発売が迫っていたことともあり、米マイクロソフト社が日本語版の移植が面倒臭かったとか。この日本語版がない期間にWin/Vソフトを使用して日本語を表示させたってことだ。

最初は相当なPCマニアな人向けと思っていたが、マニアでなくとも必要に迫られる人が相当数いたようだ。自分は Win/V を使うことはなかったが、LANの便利さを知った人にも重宝したらしい。(当時の噂ばなし)

西川 和久
西川 和久さんの関連物

シー・エフ・コンピューティングの西川 和久さんは現在も代表取締役で活躍されている。西川 和久さんを検索すると若い女性のちょっとエロい写真が幾つもヒットしてくる。「えっ!何で?」と不思議に思った。
全く知らなかったことだが、ライター・カメラマンでもあったようだ。但し、既に過去の実績であるとWikipediaに記載があった。

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