郷里とは今でも密接に交流をしている。東京で住む隣近所より圧倒的に濃密だ。
東京で生まれ育った人にはこの交流は実感できないかもしれない。
赤野さんから動画を頂いた。赤野さんとは、彼の師匠であるカメラマン渡辺さんと親しい間柄でもある。
彼はいつのまにかドローン撮影で地元では知る人となった。
根知(ねち)の花嫁
movie : Ryuzou Akano
新郎は佐藤正敏さん、新婦はエマ・パーカーさん。
新郎は根知(ねち)に生まれで根知に育ち、エマ・パーカーさんはイギリス・ノッティンガムの出身。何とケンブリッジ大学卒の才女だ。
根知は冬の期間は雪に閉ざされた地域だ。山間部の山沿いは積雪1メートルを軽く越える。
何故、イギリス人女性がこんな山奥の片田舎に嫁いだのか?
エマさんは、ノッティンガムには16歳まで住み、その後両親とスコットランドのエジンバラに引越し、両親は今もエジンバラ在住とのこと。
ケンブリッジ大学に進み、その頃から日本に興味を抱き、1995年夏 英語教師として来日。青森、仙台、東京と各数年過ごし、2014年に日本での永住権を取得する。
その2014年に都会より緑の多い田園生活を求めて東京を脱出。東京からのアクセスの良い長野・新潟・山形での居住地探し、最終的に新潟県糸魚川市の根地を選んだ。
根地では、才女ゆえ教科書などの諸々の英語の翻訳をされているらしい。
両親も何度か根地に来られ、その時に農家の皆さんと田植えを経験したこともあったとか。
お幸せに!
そう言えば、数年前 京都の若い夫婦が小滝(根地同様に非常に雪が多く積もる山奥)を訪れて、すっかり小滝の自然を気に入り住みだしたカップルがいた。何故、京都出身者がこんな山奥に?と思ったもんだ。
小滝の山間部はメートル単位で雪が積もる。果たして今も住まれているのか?