今回の全写真は、私が毎年参加する祝賀会では一番盛大である1月25日に開催された東京新潟県人会新年祝賀会の写真群だ。1月と7月の計年2回毎年開催している。新潟出身の政界・財界の著名な来賓を多数招いて開催されている。ここ数年は実行メンバーの一員でもある。
いきなりだが、若宮正子さんの名前をご存知だろうか。ネットで検索すればどんな人物か直ぐに分かる。
私が知ったのはつい最近のこと。たまたまコンピュータ雑誌に「世界最高齢アプリ開発者」の記事が掲載されていたことにある。徹子の部屋にも出演したことがあるらしく そちらで知っている人もいるかもしれない。若宮さんは、今年2020年の4月で85歳になられる。
60歳の時にパソコンと出会ったそうだ。今から25年位前と言えば、1995年の11月 Windows95日本語版が発売された前後だ。
Windows95によりインターネットを利用する人が爆発的に普及した。インターネット接続機能が搭載されたからだ。それまではダイヤルアップ接続サービスである閉じた世界のパソコン通信が一般的だった。NiftyServeやPC-VAN、アスキーネットなどがあって、私も「ピーガリガリ」のモデムを電話回線につなげてパソコン通信を行った時期がある。
私にとって電話接続の電話料金の方が気になって長時間使用できなかった。その後、テレホーダイなんてサービスは登場するにはしたが、それでは広く浸透するはずもなかった。
その後のインターネットの登場が一気に世界を変えたと言っても言い過ぎじゃなかった。
若宮さんもショップ店員に教えて貰いながら3カ月間かけてネット接続方法を覚え、ネットの世界を経験していく。ネット仲間も出来た。エクセル、パワポ、動画、アニメ・・・と進み、81歳にしてプログラミングを学ぶようになったと言うからまさに驚きだ。
プログラミングと言ってもJavaのような複雑なコードを記述する言語ではないと思うが、iPhone向けアプリで使用されるSwiftとか言う言語のようだ。ちょっとコードを眺めたが、プログラム未経験者だとかなり敷居は高い。
勿論、このレベルになれば独学は厳しい。小泉勝志郎さんと言うスマホアプリ開発を手掛ける人に聞いて聞いて聞きまくったらしい。そりゃそうだろう。
そんな訳で2017年81歳の時に「hinadan(雛壇)」というアプリを制作し、一昨年あたりから「世界最高齢のアプリ開発者」として広く知られるようになったとのこと。私も2年遅れで存在を知った訳だ。
75歳の頃は、ピアノ教室に通いだしたらしい。この感覚も普通の人では考えられない。70歳を超えて普通ピアノを習いだすものか? チャレンジ精神が素晴らしい。
私の身近な話になるが、3年程前 当時69歳で自動車免許を取得した人がいた。これも凄いと思いませんか?「免許取っても、いきなり高齢者講習が待っている~」とジョークが出たものだ。勿論、過去に自動車免許は持っていない人のチャレンジだ。正直ちょっと危ない気もしたが、チャレンジ精神は素晴らしい。間違いなく脳が活性化される。
若宮さんは、毎年海外を一人旅をし、既に50か国以上を回っている。勿論、英会話も海外では困らないレベルだとか。
実に生き生きされている。お会いしたことはないが、チャレンジ精神旺盛で精神年齢が非常に若い人であることは間違いない。お会いして雑談をすれば、「私より全然若いんだから、もっと頑張らなきゃ駄目じゃないの!」としかられそうだ。そんな方に言われたら「はい!頑張ります!」となるだろう。
これを読んでいるあなた!「もう歳だから駄目だよな」なんて絶対ない。
年齢を言い訳にしないで一緒に頑張るしかない。