今回の全写真は、10月17日に仕事の関係で出かけた新宿初台近くの写真。今回の記事内容と全く関係なく、この駅近くの企業に出かけたときのついでに撮ったもの。
昨日は新宿だったが、本日も高層ビルが立ち並ぶ西新宿に出かけた。私の大先輩であり、今も現役で活躍しておられる会長の会社にお邪魔してきた。子会社含めると年商200億円となる会社の会長だ。
今回に限らず、別に仕事の話で出かけた訳ではない。ちょっと世間話に出掛けて、昼食をごちそう頂いただけだ。現在は会長になられているが、一代でここまで築きあげられた紛れもないオーナー社長(現会長)だ。
社長には、オーナー社長と雇われ社長に大きく分けられる。
どこの会社でも新規顧客を獲得することは大変だ。しかし、会社の看板で会社の資源を使って新規顧客を開拓する営業と、会社を興して何の後ろ盾のない無名の会社で新規顧客を開拓する営業とは大きな大きな差がある。
大抵のオーナー社長は、小さなオフィスを借りて、数人の人を雇い、新規顧客を獲得し、まさにゼロから会社を成長させていく。中途半端な熱意だけだと成功なんか絶対あり得ない。
通常、新規開拓は会社の名前で行う。名前のある会社なら信用度が全然違うから営業は比較的し易い。そんなことない!どんな営業でも仕事を確保するのは大変だと反論されそうだが・・・そうであっても、会社の名前、会社の人材と資金と情報を活用して実績を上げることが出来る。
しかし、ゼロから始める会社は、それが一切出来ない。気持ち良いくらい全く出来ない(笑)。これが俗に言う起業することの原点だ。
一人で起業して成功することは本当に本当に大変だ。
何の後ろ盾のない中で頑張って起業した人の苦労(苦労と言うよりは不安と言った方が正しいかな)は非常に良く分かるし、心から応援したくなる。
仕事が入らず悩む、資金が足りなくて悩む、思ったようにお客か確保できずに悩む・・・むしろ最初は上手くいかないほうが普通だ。お金が入らない日が続いても、給料日には銀行に社員の給与を振り込まなければいけない。
本日、お会いした大先輩もゼロから始めて年商200憶円企業になっている。起業当初の苦労話をしみじみと語って頂ける。生きた教科書がそこにおられる!
会長室にある机は、新入社員が使うような非常に質素な机だ。間違っても豪華な社長机と洒落た応接セットなんか置かれてない。
ごちそうして頂いた昼食はレストランだったが、普段はコンビニのおにぎりレベルらしい。余計なものにお金を使わない。一代で築き上げたオーナー社長のイメージと大きく異なる質素な姿がそこにある。それにも拘わらず、災害等には数千万のお見舞金を差し出されるのだ。
これこそが尊敬するところであり、見習うべきところだと切に思った。
起業している人で、毎日が大変だ~と嘆いている人は少なくないと思うが、大先輩は間違いなく、『そんなこと大変なうちに入らないよ。何が大変なの?』と思う事だろう。基準が違うんだな。
ああ全然駄目だ! まだまだ欲する本気度が足りないよなあ~。