こちらの全写真は、1月14日(祝)の大相撲国技館前の様子。毎日通勤で通過している両国駅にぶらり途中下車したもの。お昼過ぎなのに力士に会おうと、既に通用門前には人が待ち構えている。下っ端の力士は電車利用、握手して会話も不可能じゃない。鬢付け油の匂いが周囲に漂う。
会社を興して十数年、会社設立からずっと付き合っている税理士さんが、昨年の歳の暮れに年齢的な理由でリタイヤしたい申し出があった。数年前からリタイヤしたいことは聞いていたが、そんな年配者でもない。まだまだ大丈夫だろうとのんびり考えていた。消費税10%、軽減税率導入、国の電子申告の推進…もはやコンピュータありきの制度導入そのものが面倒になってきた感じ。
税理士さんとは良好な関係だったので、とても残念ではあるが仕方がない。そんな訳で新しい税理士を探さなければいけなくなった。現在の税理士さんから「こんなHPもあるから探して下さい」と、税理士紹介サイトを教えて貰った程だ。
弊社は12月決算、ひとまず決算申告まで責任をみて貰えるので2月末までに決算書を提出すれば会計処理的にはひと息つく。よって、4月頃に新しい税理士さんが見つかればと、紹介して貰ったサイトで探し出した。
比較的小さな税理士事務所、あまり若すぎると話が合わない。さりとてベテランすぎても直ぐリタイヤされても困る…と思いながら税理士紹介サイトで条件検索すると、120件ほど候補が出てきた。
ヒットした税理士事務所のHPを見て、印象の良い税理士さん3名ほどにコンタクトして会って決めようと思った。しかし、しかしだ! ヒットした税理士さんの殆ど多くはHPを持っていなかった。URLが記載されていても、クリックすると「お探しのページが見つかりません 」だったりする。逆に税理士を10名近く構える立派な税理士事務所もあるが、ちょっと自分の会社感覚には合わない。
ここで思った。税理士事務所に立派なHPは要らないと。むしろ素朴な親しみのあるHPのほうが好感が持てるケースが多々あるということを。さりとて あまりにもお金を掛けていない素人丸出しのHPだと、これはこれで心配になってしまうが。
税理士紹介サイトでヒットしても「事務所の名称、住所、電話番号」だけでは全く判断がつかない。私が知りたい情報は、税理士さんの顔(歳とキャリアと人柄が何となく分かる)と事務所の雰囲気。そんなこと会って話せば分かると言われるかもしれないけど、自分の望む条件を絞り混んで数名と話をした方が双方が効率的だ。
紹介検索サイトでヒットして「事務所の名称、住所、電話番号」だけでは、存在していないのと殆ど同じ。まず、知りたい基本中の基本の情報が得られないのでは、その先の超素朴な質問さえも確認することが億劫になってしまう。
今回のように必要に迫られて真剣に情報を探す行為は非常に勉強になる。実際、検索した税理士さんのHPの文言は殆ど読んでいない。見るのは税理士さんの顔、そこから得られるHPの雰囲気、そして所在地となる。HPで何となくその人柄が分かる。
やはり商売をするならHPは欲しいと思った。「持ちたいのがやまやまだが費用がね~」と、諦めている税理士さんが殆どなんだろう。
しかし、士業の人のHPは立派にする必要なんか全く無い。最低限の情報を掲載しているHPであれば良い。これは切に切に感じた。これは私だけじゃないはずだ。複数の要素が絡んでビジネスチャンスを失っている気がする。今やネットで調べることから始まるからだ。
と言うことで、今回自分が感じたことを別の提案時に利用したいと思ったのでした。