こちらの写真は、つい最近行なわれた新宿京王プラザホテルで開催されたソフトウェア業界団体が集まる新年賀詞交換会。
記事の内容とは関係ないが、その写真を使って徒然に記します。
ジョー・ジラードという人の「営業の神様」なる本を4年程前に購入し、今も愛蔵書になっている。販売ギネス記録を持っている世界的に有名な営業マンだからご存知の人も多いと思う。
1人の営業マンが実践する自動車の販売記録が桁違い。
1日最高販売数18台。
1か月最高販売台数が174台。
1年最高販売台数は1425台。
嘘だろう!どうやって売るの?
ジョー氏いわく、成功に近道も奇策もなし。読めば分かるが本当に当たり前の内容だ。それが逆に説得力がある。昨今の怪しい内容のタイトルの書籍と一線を画する。
「営業の神様」の書籍には13の秘訣が記述されている。ここで、全部書くことは容易だが、実際に本を読んで感じるべきなので幾つかだけ抜粋する。
まず1番目、「健康であること」
何と言う当たり前のことなんだ・・・しかし、この言葉の意味が非常に深い。ジョー氏がこの本を書いたときは何と84歳なのだ。現在89歳(今年11月に90歳)
80歳を過ぎて「健康であること」と言えるだろうか? 私にはとても自信がない。
2番目、3番目は「ポジティブな姿勢をもつ」と「計画を立てる」、4番目は「ハードワーク」。
ここまで読んでくると、至極当たり前のことしか書かれていない。実際書籍の冒頭で、成功に魔法などない、近道も奇策もないと宣言している。
成功したければ、目的に向って計画を立て、とにかく一生懸命働きなさい となる。これって、当然と言えば当然なんだけどね。
他にも「聞き役徹する」、「連絡を絶やさない」、「全てのチャンスをものにする」などあげられる。「ものにしたかったら本気でそれを欲しなければいけない」とも書いてる。非常に納得する。
そして13番目に「自分にご褒美をあげる」でしめくくる。頑張った後に自分に褒美を与えることで、次の行動に移れる訳だ。実に理にあっている。実際、言うは簡単だが、実行するのはとてもとても大変だ。なかなか出来ないぞ、これは!
ビジネス本は本屋に行けばいろいろ置いてあるが、まともに実践したら会社が続かなくなるような内容の本がある。40歳そこそこでコンサルタントを名乗る会社を興したことさえない人が、泥臭い会社経営を指南出来るとはとても思えない。それが出来るなら自分で会社を興して会社を大きくすれば良いのに。
会社が倒産して負債を抱えて首を吊った社長なら聞いたことはあるが、その会社に関わったコンサルタントが責任を追って首を吊ったなんて聞いたことがない。今後も聞くことはないだろう。こんなこと書くと怒られるけど、所詮 コンサルなんて他人事なんだから何とでも偉そうに言える。
だからこそ地道に会社を運営して、好機を掴んで会社を大きくさせた社長を私はとても尊敬する。
結論は、真面目に一生懸命になって良い仕事をし、自分(会社)の評価を高めるに尽きるようだ。さて凡人の私はどうすべきか。