写真は去る6月30日、日暮里サニーホールで行われた「筑波の聲」のダンサーの方々。望月寛斗さん、矢荻もえみさん、西園美繭さん。それぞれ活躍されている方々だ。
社会人になってからずっとIT業界に在籍してきている。勿論、当時はIT業界の言葉なんかなかったが。メインフレーム、オフコン、ノンストップコンピュータ、ワークステーション、PC・・・昨今はスマホ仕様が必須となってきた・・・ターゲットは時代とともに劇的に変わって来ているが、根底となる考えはあまり変わっていない。
AIって言葉がここ最近目立ちだしているが、私が30歳にならない頃だろうか、今から30年近く前には 既にAIって言葉があった。当時はProlog や LISP なる言語で同じ部署の他グループのAIグループが研究していた。残念なことにあまり成果を果たしていないように感じた。まだ時期尚早だったからだと思う。
今やハードウェアとソフトウェアの技術が進歩して、ようやくAIなる言葉は実用化に向けて具体的になってきた。
クラウドだってそうだ。クラウドって20年位前に流行ったASP(Application Service Provider )だ。クラウドとクラウドと言われるようになったが、暫く私は「ASPと同じじゃん、カッコよく言っているだけじゃん」と思ったもんだ。
話は戻ってAIだが、このAIの進歩に伴って残る仕事・無くなる仕事なるテーマがよく取り上げられるようになった。
しかし、これらのテーマはずっと昔から言われていることで、要は機械で出来る仕事はいずれなくなるってことだ。
大型汎用機の時代は、プログラムやデータ入力するためキーパンチャーが花形職種だった。今やキーパンチャーなんて幻の職種だ。寅さんの妹、さくらもキーパンチャーの職業だった。(第一話で登場してくる)
学者や有名人が 残る仕事・無くなる仕事なる内容を予言的に偉そうに語るが、それに惑わされる必要なんかない。だって、繰り返すがコンピュータで制御出来るもの(=AIで制御出来るもの)は早かれ遅かれ、その仕事はなくなるからだ。これは予言でも何でもない当たり前のことだ。
それをメインにしていた会社であれば、その会社の存在意義は無くなり消えるだけだ。
遠い未来の話かもしれないが、自動運転が一般化すれば タクシーや長距離運転手さえどうなるか分からない。物流システムは大きく変わっていくだろう。
これにインターネットが加わり更に拍車がかかるだけだ。
証券会社の売買システム、音楽業界の配信システム、印刷・出版業界のシステム、物を売買する流通システム・・・それに関わる仕事は大きく変わり、それに従事する人々に大きく影響した。予言でも何でもなかった。
そういえば、最近、現金を払わない自動精算なるスーパーが多くなってきた。今はチャージして使用する形態が多いが、いずれ銀行やスマホと連動するはずだ。ICタグはコスト面で普及がイマイチだが、買い物かご丸ごと自動読み取りシステムが導入されれば、近未来のスーパーのレジ打ちやコンビニのレジ打ちの仕事は残っているか疑問だ。
しかし、この業界の開発作業は当面は健在で希望が見いだせる業界だ。少なくとも、インターネットを超えるツールが登場しない限りこの先 数十年はこの職種は安泰だ。開発言語やターゲットシステムは間違いなく変わるが、ターゲットが変わっても基礎があれば対応していける。
但し、IT業界であっても単純なIT職種は無くなるだろう。例えば、単純なホームページ制作、既にツールで構築レベルに到達している。プログラミングもそうだ。既にツールを組み合わせて、ある程度の業務システムは構築出来る。
しかし、それらツールを活用できるか否かは全く別物だ。私的にもそんな人材を育てていきたい。
ちょっと業界を応募する人向けメッセージになったかな…。