今やLinuxは各種サーバーのOSとして確固たる地位を築いている。
1991年にLinuxが誕生する90年代初頭、Windowsが市場に広く浸透するのと並行し、Linuxは各種ディストリビューションによって広く浸透していく。
個人でも古く使わなくなったWindowsPCにLinuxを入れ替えてLinuxを楽しんだもんだ。機能が膨れ上がったWindowsは動作が徐々に重くなっていくけど、Linuxは軽快に動作するからね。当時私が導入して遊んだLinuxディストリビューションがRedHat Linuxと日本国産のVine Linuxだった。

RedHat Linux
まだ、90年代初頭の市場はUNIXが圧倒的に優位だった。当時のUNIX機は非常に高価だったため、UNIXを勉強するためにLinuxの専門雑誌を購入しLinuxを勉強した。なんか変な気がする。UNIXがいづれLinuxに市場を奪われるなんて夢にも思わなかった頃だ。

Vine Linux
RedHatは現在IBMの主力OSであり、Vine Linuxは 2021年5月リリースを終了している。当時、私が記憶していてもサービスを終了しているディストリビューションは多そうだ。

日経Linuxの創刊号は1999年10月。当時はCDが付属して、雑誌を買えばLinuxを体験できた。1999年の創刊号でもRed Hat Linuxがおまけについている。各種Linuxディストリビューションやアプリケーションを楽しめた。ちょっとしたゲーム感覚だ。
同様に他社からも情報誌がいくつか出版されたが、今や日経Linux以外を書店で見かけることはなくなった。
Windowsのようなディスクトップ環境を構築して楽しんだが、Windowsに比べると、見た目は不格好でありイマイチ洗練されていなかった。まあしょうがないよね。