自分とコンピュータ史

009 紙カードとパンチマシン


パンチカードの紹介をしたが、その紙カードに穴を開ける機械が必要だよね。

パンチマシン

まさにこれ! パンチルームにこの機械があった。
紙カードを画像の左上に束ねて置いて、手前のキーボードで文字を入力すると左側から順番に穴が開けられる。

一部の文字だけ変えて他は同じ文字を打つ機能があった。
元になる紙カードを片方に並べ、「ダダダッ!」と一気に同じ穴を開けられた。
特定の箇所まで来ると手動でレバーを上げて止めて、その箇所だけ違う文字を打つ。
再度最後まで「ダダダッ!」と同じ文字の穴を開ける・・・意外と一部だけ異なるが、他は同じのカードって多く存在した。
リターンキーで画像の右上に1枚1枚自動的に重ねられた。

昔のコンピュータ機器

A 紙カードリーダー
80桁からなるパンチされた紙カードは数百枚に重ねて、カードリーダーと呼ばれる機械に読み取られる。500ステップのプログラムなら500枚だ。銀行でお札が読み取られるスピードと同じだ。

B パンチマシン
最初の説明した内容を参照

C キーパンチャー
古い話だが「フーテンの寅」第1作の妹さくらの職業もキーパンチャーの設定だった。映画で寅さんは「ああ、キーパンね、これからは電子よ」なるセリフを語った。
70年代、80年代前半まで存在する職種、何と70年代は花形職業だったのだ。
80年前半頃からモニターを見てキーボードから直接打ち込む方式に変わり、一気にこの職業は姿を消してしまう。

D 紙テープ
紙カードは高額なので紙テープが使われることもあった。


【画像引用】
メインフレームの歴史の写真

ピックアップ記事

  1. 107 PC-98いまだ現役!
  2. 194 ザッカバーグとサンドバーグ
  3. 162 ラリー・エリソン、オラクル黎明期
  4. 043 i8080とZ80 マイコンブーム
  5. 134 インチュイット と 弥生会計

関連記事

  1. 自分とコンピュータ史

    119 コンピュータ巨大企業IBM

    自分が知る巨大企業IBM私がIBM大型コンピュータを触ったのは、1…

  2. 自分とコンピュータ史

    041 パソコン黎明期

    1980年初頭~80年代初頭、私が大型汎用機で仕事をしていた頃…

  3. 自分とコンピュータ史

    040 Linux、Ubuntuでサーバー構築

    Linuxが話題になった頃、Windowsのようなディスクトップを楽し…

  4. 自分とコンピュータ史

    042 インテル4004と電卓のビジコン社

    1970年代初頭~パソコンの歴史を語るには、CPUの話をすると…

  5. 自分とコンピュータ史

    134 インチュイット と 弥生会計

    前回マイクロソフトマネーの記事を書いた続編でそれに関する記事を書こうか…

カテゴリー & タグ分類

OMかっちゃん徒然ブログ

OMかっちゃん徒然ブログ

業界回想記事

テック企業年表

最近の記事

テック企業攻防戦

業界ウンチク雑学

ピックアップ記事

PAGE TOP