以前 お会いした方に「映像関係のお仕事をされているのですか?」、「ホームページお願いしたいのですが、ホームページを制作されていますか?」等と面と向かって言われることがあった。
すかさず「いえいえ、映像関係はそんなに多くないです。圧倒的にウェブシステムやウェブサイトの対応のほうが多いです」と回答した。
確かに当ブログだけ見れば映像関係が目立つかもしれないが、映像関係はせいぜい全体の2割程度、多く見ても3割も行かない。Blogでシステム開発を記載しても内容的に面白くも何ともない。その反面、音や映像の仕事は華があるため自然とその写真を利用してしまう。ただそれだけの話。
そんな訳もあって、少し現在の仕事の内容に触れてみます。
もともと弊社は100%システム開発から始まっている。私がシステム開発出身だったことが大きな理由だ。2006年秋の創業時は、親しい技術者仲間を加えてそこそこ順調な滑り出しだった。
しかし、2008年秋にリーマンショックでシステム開発の案件が激減する。たった2年で大転落だ。
仕事が全くなくなった。もう気持ち良いほど仕事がなくなった!
先月一人、今月一人、来月一人と開発現場から引き揚げてくる…。仕事がなければ、技術者に給料を払うことが出来ない。技術者もそんなこと十分理解している。彼らも行き場のないまま去っていった。ハローワークで離職票発行手続きに出掛けた情けない惨めさは今でもしっかり覚えている。こんな惨めな思いを二度としたくないと…。
しかし、こうでもしなければ会社は確実に終わっていた。
当時どこのソフトウェア会社も青色吐息状態。頼るところはどこにもない。私の給与だって大卒初任給の半分もない状態で低空飛行を数年間続けたもんだ。
もともと音楽やアートが好きな自分にとって、やることがないならウェブでもやるか…から始まった。その頃の市場のウェブサイトは超シンプルなものが多く、敷居は非常に低かった。
まずは知人や先輩経由でサイト制作から請けた。勿論、焼け石に水状態だったが時間はたっぷりあった。得られた仕事は丁寧に丁寧に仕上げた。
良い仕事をすることで、仕事は2つ3つと徐々に増えていった。更にウェブを利用したシステム開発も請け負うようになった。リーマンショックの影響は数年続いたが、ウェブ関連の収益は無視できない存在になっていった。
ウェブサイトを対応すると写真撮影が必ず発生する、イラスト制作も発生する、動画撮影編集も発生する、海外向けサイトなら翻訳作業も発生する・・・必要に応じてカメラマンやイラストレータを加えて更に特化していった。そのうち舞台ステージの映像なんかもやるようになった。
勿論、並行してお客様先でシステム開発、ネットワーク構築&保守を行う案件を請けるよう営業に回った。もともとシステム開発が本業なんだから力を入れるべき範疇だからだ。
そんな訳で弊社のやっている業務は、
(1) システム提案 及び 設計/開発
(2) ネットワーク・サーバー構築/運用
(3) Web制作 及び Webシステム構築
それと
(4) コンピュータに関する各種サービスとなる。
(4)の各種サービスとは、テクニカルサポート、ヘルプディスク等のサポート支援、Officeのネットワーク提案/構築支援としている。
映像とかデジタルサイネージ、動画配信作業などの作業も出てきたが、上記(3)に含ませている。
昨今は動画関係のサービスを独立させても良いのかもしれないが、事業内容がぶれて、何をやっている会社か分からなくなるため、あくまでも上記(3)のサービスの一つと考えている。
よって、上記(1)~(4)を行っている会社となります。