これまで沢山の方と面接してきた。
当社を応募される人の殆どの人は、少なくともこのブログの数か所だけでも読んで面接に来られるようだ。
それならばと言うことで、不安たっぷりの応募者のためにちょっと記載しますね。気楽にね。
6月から新人を2名加えた。2名はまったくの業界未経験者だ。
ひとまずアルバイト(試用)と言う名目で採用はしているが、正社員採用前提だ。正直言えば すぐお願いできる作業はない。
まずスキルをつけるために、2~3ヶ月を見据えてOJTを含めた教育を行う。
この業界を志す多くの応募者で、システム開発希望者なら Java言語を、ウェブ制作希望者なら HTML/CSS 言語の勉強をしています・・・なるコメントを履歴書によく記載してくる。IT技術者=言語開発者と思っているのだろう。
しかし、未経験者がそんな勉強をする必要なんか一切ない。
理由は簡単、未経験者の独学は非常に効率が悪いからだ。勿論、学校やスクールで学ぶのであれば話は別だ。
経験的に Javaの書籍で Hello World なる勉強をする時間があるなら、MOS資格(特にExcel)取得を目指して勉強するほうが遥かに意味がある。
Excel、Word を使いこなせることは、あなたが思っている以上にビジネスマンの必須スキルだ。
今の若者はスマホ世代。Excel、Word さえ使えない人が少なくないことに心配。そもそもPCを所持していなかったりする。
よって話は戻るが、当社に入っても最初の1週間位は ExcelとWord の課題になる。課題と言っても難しく考えることなんか一切ない。用意した参考例と同じフォーマットを ExcelやWord で制作できれば良いだけだ。
ExcelとWord の操作に慣れている人であれば非常に簡単なはずだ。実際、ここで挫折する人は殆どいない。
その後、Excel関数&マクロ活用、能力進捗に合わせてVBAによるプログラミングとなる。
途中、ネットワーク講義なども含める。
VBAプログラミング作業を行うあたりで、その人の向き不向きが何となく分かってくる。苦心しながらもプログラムが組める人と結局組めないで終わる人に分かれるのだ。
VBAが理解できない人は、Javaを含む高級言語の開発は厳しい。プログラムを組む感覚が掴めないからだ。しかし、安心して欲しい。それは所詮 向き不向きでしかない。ネットワーク系やテクニカル系、ウェブ系など十分考えられる。
言語系、ネットワーク系、ウェブ系、テクニカルサポート系、データベース系・・・どれに向いているか自然と本人も何となく自覚してくる。それも僅か1~2ケ月程度で。
このあたりになって高級言語の勉強をするなり ネットワーク系のCCNA資格に沿った勉強をすれば良い。
ウェブ系で HTML/CSS の文法なんて必要に迫られば3日もかからずマスターするはずだ。仕事になるとそんなものだ。ウェブ制作に関してならその開発手法ではなく感性・センスのほうがずっと重要だ。
業界初めてなら耳にする言葉の殆どが知らない言葉であり、それをメモるだけで1日が終わり疲れてしまうと思う。最初は理解すべきものが半端なく多すぎるのだ。
でも、頑張った分だけ この先ずっと通用する売れっ子技術者やクリエーターに間違いなくなれる。挫折しなければ。
技術者になりたい人、この指とまれ! 応募 お待ちしています。