普段何気なく使っているものでも、常に見方を変えて考えると面白いアイデアが出る。
スティーブ・ジョブズの名言とも言える Think Different だ。
例えばテレビCMでも思いつく。そもそも全く買うことのない商品をPRされても意味がない。テレビでもネットの手法を取り入れるべきだ。あらかじめテレビに自分の趣味や嗜好を登録しておいて、テレビ側でその人の趣味や嗜好にあったCMを流す方が双方にとってメリットがある。
今のデジタル放送の時代なら出来ないことはない。
ITブログのネタでジョブズの過去の本を再読し始めたら、内容に惹きつけられ熟読してしまった・・・。買った本を再び全冊読むと2500ページを超える。ひと月近くかけて本を持ち歩き電車の中、休み時間など余った時間さえあれば読みだした。
後日、ITブログにスティーブ・ジョブズの再読内容を4回にかけて載せる予定なんだけど、読んだ直後でもあり色々な感想が書ける。
まず、アップルの開発メンバーの労働時間が尋常じゃない。
Macチームのプログラマーやエンジニアには、ジョブズはどのくらい長い時間を注ぎ込む意欲があるかを熱意の表れとみなしていた。
1日16時間? けっこう。週末もずっと働く?そりゃいい。自分はいま、歴史の行方までも変えようとしている、と本気で信じるのなら、途方もなく長い時間働くことも苦ではないだろう。[ジョブズ・ウェイ P70]
週90時間喜んで (本物を真似た市販Tシャツ)
これと似たような文面があちこで出てくる。”週90時間喜んで”の書かれたTシャツ。いきなりクビの宣告を恐れながら開発…それでいて離職率は3パーセントとハイテク業界で最も低い水準だ。[ジョブズ・ウェイ P114]
スカリーとジョブズ(1984年) ※1
こんな面白いエピソードも載っていた。
ジョブズはビジネス合宿をとても気に入っていたらしい。
ホテルの2階にあるレストランは窓が大きく、ガラスの向こうに青いプールが光り輝いていた。水の中では、若い男たちに交じって、女の子がふたり、楽しげに戯れていた---全くの全裸で。
きっかり朝8時。客の大半は目のやり場に困っていた。
~中略~
プールではしゃぐ若者たちは、Macチームのメンバーだったのだ。
~中略~
全裸の水遊びは、はめを外しすぎもいいところで、リーダーシップの理想的な例とは言えないが、Macチームの中にある種の強い一体感をもたらしたことは良く分かるだろう。[ジョブズ・ウェイ P59-60]
とにかくジョブズは強烈だ。
OM ITブログ:085 ジョブズの本気、世界を変える
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※1 ジョブズを翻弄したジョン・スカリーとは何者か