東京は連日、高い数値のコロナ感染者数が報道されている。
国や都は、テレワーク7割推進を強く言い出している。
テレワークが出来る出来ないかは、ツールを使いこなせるか否かにかかってくる。これはPCを使いこなせるか否かと言っても良い。
ここで個人的に疑問が残る。
テレワーク7割を推進するトップ陣営が果たしてテレワークが出来るほどPCを使いこなせているのか・・・ってこと。
こんな嘘みたいな話がある。
経団連の中西宏明会長が今年6月に亡くなられた。
東京大学卒業後、日立製作所に入社し、社長・会長・経団連会長と、まさに日本経済界のリーダーとなった。現役バリバリの時代は日立製作所の情報・通信部門の本部長を経験されている。ネットワーク・サーバー知識の豊富な中西会長が、PCが苦手なはずがない。
そんな中西会長が、経団連会長となり、2018年5月執務室に初めてPCを導入し、事務局職員にメールで連絡を始めたのだ。
これまでの経団連会長の執務室にはパソコンが導入されていなかったのだ。
これは20年前の話じゃない、2018年の3年前の話なのだ。
当時、多くのネットユーザーは「嘘だろう~、いつの時代だ~」と騒然となった。
企業のトップの更にそのトップとなれば、PCを触る時間が無くなるのは何となく理解できる。しかし、本当に経団連の歴代会長はPCを使う必要はなかったのだろうか?
事務局側は、対面での説明、資料は書面提出、電話が基本のため、今までの(経団連)会長は仕事には使っていなかっただけ…とコメントした。
当時、中西会長も「正直いって、(執務室に)PCが無いのは驚いた」と語った。
中西会長からメールを受け取った職員は「最初は本当に驚いた。これが中西さん流だ。主に紙でやり取りしてきた職員の働き方も変えようとしている」ということだった。
対面での説明、資料は書面提出、電話が基本・・・コロナの今、流石にこんな迷文句を発言する管理職はいないと思うが、似たような意味合いの管理職は少なくない。他のすべき優先作業が増え、もはや時間をかけて覚えることが出来ず、覚えようとしないのだ。
スマホでは画面が小さくて、十分な調べものや資料作成は出来ない。やはり統計資料や分析はPCが必要だ。そのPCを使いこなすことで働き方が大きく・大きく変わってくる。
これからのビジネスマンは、PCを酷使するくらい滅茶苦茶使いこなそう!