自分コンピュータ史を年代順に徒然に投稿しているんだけど、ずっと1990年代あたりで足止め状態になっている。
触れたい内容が沢山ありすぎて、全然先に進まない 😅
ここ暫くマイクロソフトのビル・ゲイツに焦点を当てているため、ビル・ゲイツの書籍やIBM関係の書籍を再読している。IBMの本を再読するのは、当時のIBMはこの業界に多大なる影響を与えていたからなんだ。

HARD DRIVE Bill Gates 翻訳本と洋書
「ビル・ゲイツ HARD DRIVE」が、私的にはビル・ゲイツを知る一番参考になる本かな。翻訳初版が30年前の1992年12月 翔泳社から発行されている。勿論、買って読んだのは左の翻訳版だよ。
その485頁、
「業界の将来を展望して、ソフトウェアの開発競争は20年後には終わっているだろう、とゲイツは予想した。その頃までには、人間が書くものよりも良いソフトウェアを、コンピュータそのものが書けるようになると言うのだ。」本文のまま。
コンピュータそのものがプログラミングするだろうって予想だ。ビル・ゲイツは科学をベースにした予言者でもあるからね。上記を「30年後」に読み換える必要はあるけど、現在のAIブームのことを言ってるね。

AIが進化すれば 優秀なプログラマーさえいれば十分で、もはや初心者プログラマーは不要だと囁かれることがあるのは知っているよね。
当時、この本を読んだ時はまるで気にもしなかったが、昨今のAIブームで この文章がにわか現実味を帯び 改めて印象に残る文面となった。
30年前のAIブーム
30年前にも AIブームってあったんだよ。当時、所属していた会社の隣の部署にAIチームなんてのがあった。その時は PROLOG なる言語で研究開発していた。Lispによる最初の時代があって、30年前が第2次AIブーム、今は第3次AIブームとなるのかな。第2次AIブームの時は エキスパートシステムって言われていたんだけど、今思い起こせば悲しいくらい貧弱な研究だった。

今やインターネットの圧倒的進歩により、ディープラーニングなる後ろ盾が揃ったのが大きな理由なんだね。
第2次AIブームの頃は、まだインターネットが広く普及していなかった。よって 時代的にどう頑張ってもAIは無理だったんだ。膨大なインプットの準備が揃わなければ、的確なアウトプットなんか出来っこない。所詮、夢だったんだね。
決して当時を馬鹿にしている訳じゃない、技術はこうして進歩していくんだからね。
仮想現実も何度かブームが訪れて、今は失速感があるけど、AIはこのまま大きく前進していきそうだね。
昨今、AI案件も目に付くようになった。
その案件内容を眺めていると、我々って凄い時代に生きているんだなあ~と思う昨今なんだな。