テレビドラマ「天皇の料理番」が面白い。このあとの展開が楽しみだ。
料理ドラマを好んで見る私が、今回 2002年 矢田亜希子初主演の「マイリトルシェフ」のドラマを見る機会を得た。
当時は生番組を見ている。
矢田亜希子主演ドラマの料理番組を覚えていたが、ドラマ名が思い出せない。当時の視聴率が良くなかった理由もあり、レンタルDVD屋のどこを探しても見つからない。この番組を再度見ることは諦めていた。
しかし、意識していると自分の要求は実現するものだ。
正直、ストーリーの盛り上がりは一切ないが、ジワリと心が温まる仕上がりだった記憶だけが残っていた。まさに当時の記憶は蘇った。
当時の記憶通り、心温まる内容だった。感謝。
個人的に料理ドラマを順位付けするなら、文句なくナンバー1は「王様のレストラン」になる。面白くて、それでいて若い人が仕事とは情熱を持って、努力しなければいけないことを教えている。
お店はスタッフに愛情がある。スタッフもお店に愛情がある。ビジネスを成功させるには、こうならなきゃ駄目だと思う作品だ。
全話通じて面白くて勉強になるが、第5話の「奇跡の夜」は最高の出来だ。
次回作を待ち続けたが、結局「王様のレストラン2」は出ていない。もう続編は出ないだろう。
次いで「ディナー」が2番目。料理を作ることを通じ、仕事の厳しさがひしひしと伝わってくる。
料理の世界は、土日祝日が稼ぎどき、土日祝日が休みとなる我々と全然違う。間違いなくこの業界の仕事に対する姿勢は厳しい。
しかし、社員一体となって店を盛り上げ、1日の業務が終わった充実感は我々が知り得ないものだと思う。私も一日も早く、こうした充実した日々をスタッフと共に分かち合いたい。
3番目は、今は「バンビーノ」になるかな。もっと他に良い料理番組があるのだろうが、知らないだけだろう。
私がランクインした上位3位の共通点は、どれも厨房もフロアも戦場のようであること。仕事に対し、手抜きなしの厳しいドラマであること。それでいて活気があって楽しい職場と感じられること。
特に主人公の「バンビーノ」は、最初に自信満々の高い鼻っ柱を完全に折られてしまう。いじめに似た部分もあるが、現実的にありそうで厳しい世界だ。
「ハングリー」、「おいしいプロポーズ」、「おいしい関係」なども大きく後退するが、料理ドラマのベスト10内に入れても良いと思う。但し、個人的に他に料理ドラマを知らないだけだ。
今回取り上げた「マイリトルシェフ」は仕事の厳しさより「料理を通じて相手への愛情」がテーマであり、女性向きの内容として超良質なドラマに仕上がっている。当時の視聴率は悪かったが、勿論、個人ベスト10の上位に入る名作だ。