物流システム徒然記
社内の業務の流れを徹底的に分析し、自社の業務の流れが把握できたら、次に会社と会社とを結びつける部分、言うなれば情報交換する方法を考えなければいけません。
ひと前の情報交換は電話やFAXが中心でした。今でも電話やFAXをメインとする零細企業は確かに少なくありません。
しかし、情報交換が電話やFAXが中心の企業にSCMは成立しません。今やそんな企業が生き残ることは厳しいでしょう。
今や情報のやり取りはコンピュータにどんどん移行しています。その主流は、ご存知のようにインターネットと電子メール、更にEDIとなります。
簡単な仕組みであればエクセルにデータを入力して、それをメールに添付して情報交換する方法も可能です。
これだけでも効率は電話やFAXに比べて飛躍的に向上します。
とは言え、今や多頻度小口対応は世の常識です。
1日に何度も少量の受発注が発生したら大変です。
これは在庫管理を経験しない人には到底理解できない面倒な作業です。
カートン(箱)単位で入出庫に例外が発生しない場合は、それでも対応出来るかもしれません。
しかし、部品1個単位の指定があったり、組み合わせ品があったり、有効期限の製品があったり、それが複数の取引先や顧客から一日数回の受発注が繰り返されたとしたら・・・。
扱う単位数量が多くなれば、収拾がつかなくなり必ず間違いが発生します。
「 とてもやってられないわー 」と必ず悲鳴が上がります。
企業の在庫管理を見てきた経験談です。