流通システム/物流システム徒然記
前回の続きです。
この手のことを書き出すと幾らでも出てきます。殆どクイズみたいな内容です。
過去に記載した内容を前提にすれば、このような倉庫のピッキングコースは下の用になります。
赤い丸がピック対象物です。最初の部分は一つ一つ方向を記入しましたが、他の赤い丸も同様にピックしながら進んで下さい。
しかし、これだとコースと棚番号が一致しません。
ピッキングリストを見て進む場合、棚番号と実際の位置を考えなければいけません。
例えば上のように進行方向と棚番号が一致していれば、ピッキングリストは順番に並んでいるので非常に分かり易いです。
しかし、コースと考えれば明らかに無駄です。
そんな訳で、基本は一筆書きのコースです。そうであれば、棚番号は上のように進行方向に沿って並び替える必要があります。作業効率が全然変わってきます。
最適なコースを考慮したなら、次は棚番号を検討します。
上記は、以前に触れたゾーンAとゾーンBを考慮して、左側ゾーンAを下からA、B,C・・・右側のゾーンBは上からG,H,I・・・としています。
枝番号もコースによっては逆転しています。
答えを知れば当たり前の話ですが、答えを知らないと「 本当にこれで良いの? 」 と少々不安になるものです。
しかし、今回掲載した一番上の棚番号の配置と一番下の棚番号の配置は、あなたがピッキングするのであれば、どちらが分かり易いですか?
コースによって棚番号の割り振りは大きく変わってきますが、自分がやり易いと思った方法が結局正しいんです。
これ、基本といえばかなり基本です。