今回の写真は全て本日(10/31)のお昼休みに浅草橋駅界隈を散策してスマホで撮影した人形のお店。人形の街 浅草橋と言われるが、東京であっても1年を通じて人形だけを売るビジネスはかなり大変だと思う。
昭和初期の頃、定年は55歳だったらしい。60歳定年が一般になり暫くそれが続いた。昨今は65歳まで再雇用の形で存在している。しかし、今度は定年70歳の導入が嘘か本当か検討されているらしい。
政府は企業の継続雇用年齢を65歳から70歳に引き上げる方針を表明した。働く高齢者を増やすことで、人手不足を解消するとともに年金制度などの安定を図る。関連法改正案を2020年の通常国会に提出する方針だ。・・・とのことだ。
「人生100年度時代」なる言葉も登場し、更に「定年70歳」なんてことは、10年~20年前だと考えられない話だ。
年齢が60歳を超えた殆どの人が考えることは決まっている。この先も元気に生きて生きていけるか、今後の生活費は大丈夫か…後ろ向きの心配事ばかりだ。確かに気持ちは良く分かる。
定年が70歳に延長されるとなれば、まだまだ働きたい人にとって朗報だ。仕事を続けることによって健康でいられると思う。やりがいのある仕事であれば、働く側としては非常に良いことだ。
こちらも浅草橋駅すぐ近くにある店舗、人形は展示しているがアクセサリー商品も陳列されている。
しかし、企業として本当に70歳雇用は現実的に大丈夫なのか?と真面目に考えてしまう。社会保険料を考慮した賃金を含め 会社の仕事の方法や仕組みを大きく変えないと成り立たない。
季節になれば雛人形や五月人形を売り出すが、この季節は靴屋になっている。
浅草橋駅を降りると大通りの正面に人形の秀月があった。場所的に一番目立つところだった。ビル老朽化に伴い取り壊された。今は細々と近くの小さなビルの5階6階(その6階も今は倉庫になっている)で営業している。
その元秀月のあったビルが堂々の完成となった! 貸しビルから引っ越してくると思っていたが、あれ?ビルに秀月の文字がない。引っ越さないのかな?
こちら吉徳大光、久月と並ぶ2大店舗だ
私はIT業界しか知らないからIT業界で考えるが、過去に現役バリバリだった65歳の技術者と35歳の技術者を比較すると圧倒的に後者の方が吸収力が早い。体力同様、これは仕方がない。
60代でも70代でも第一線でバリバリ仕事をしてきた人は、若い人を十分リード出来るだろうが、年齢を重ねれば体力も気力も下がっていく。若い時のままのはずがない。年齢が高ければ理解度や行動力も落ちてくる。必然的にコーディングの手が遅くなる。過去に大規模システムを開発した伝説のエンジニアでも35歳の技術者のコーディング能力にかなわない。
「3~4日あれば間に合わせます」、(えっ!そんなにかかるの? 今日1日で出来る作業量なんだけど…)・・・これは過去の体験による私の経験談だ。
クリスマス商品はこの季節定番だな
それなら上流工程の設計の方に任せれば良いのでは?と思うが、どうしても発想が古く最新システムに似合わない設計になってしまう感がある。これは一流の大学を出て過去のエリート経験があっても関係ない。
但し、それを意識して自己改革の出来る人であれば、凄い戦力になるはずだ。社会の仕組みを深く知っている高齢者の方が、素晴らしいシステムを構築出来る可能性は非常に高い。
この季節でも人形を売る姿勢が素晴らしい。頑張って欲しい
たまたま、そうした人しか出会っていないのかもしれない。そんな技術者は沢山いるはずなんだが..。いづれにしても、20代、30代に良質な経験を積むことが大鉄則となる。
70歳定年か…う~ん、実現すれば近未来は凄い時代になりそうだ。
そうした社会で生きるのも結構面白いかもしれないけど。