映画「ボヘミアンラプソディ」がロングラン大ヒット中だ。
何度も見る人が続出し、私の親しい友人も昨日2度見てきたと言う出す始末だった。そんな良いならと、ずっと気になっていた映画「ボヘミアンラプソディ」を見に出掛けた。最初のライブ映像は実際の当時の写真。
クイーンのBohemian Rhapsodyは私が高校時代に大ヒットした曲だ。4枚目のアルバム「オペラ座の夜」に収録され、日本でも大ヒットし、当時はラジオで頻繁に流されていたもんだ。まさに電波から流れた曲をリアルタイムで聴いている。
自分音楽レコード史にも クイーン/オペラ座の夜 で感想を書いている。
そこにも書いたんだけど、男性よりも私の同世代の女性やお姉さん方に絶大な人気があった。
Brian May役は全く違和感がなく見事としか言いようがない。個人的に最も雰囲気が似ていた。John Deaconは何とジュラシック・パークでの博士の孫で車が横転して恐竜に食われそうになる男の子だとか・・・すっかり大人になったんだねえ。
主役のFreddie Mercury役は、演じる癖や動きは見事なんだけど当時を知るものとしては、怒られるかもしれないけど顔がちょっと違うため感情移入が出来ない…。むしろ、当時のフレディを知らない若い人のほうが感情移入出来る気がする。フレディの音楽に対する葛藤する心理描写や病気の苦悩がもっと描かれるのかなと思っていたが、あえて映像に残さなかったのだろう。
圧巻はライヴ・エイドシーン。当時のウェンブリー・スタジアムをセットで作り上げ、ステージを完全再現させたこと。ピアノに置かれているペプシもしっかりそのまま置いてあるのが印象的だった。ステージ上のアンプの積み上げ方等の細部は勿論、会場全体まで完全に再現、ここまで忠実に再現する執念には驚嘆する。どうしてもフレディの顔の印象が違うため、顔のアップは少なくして欲しかったかな。
上の写真はボヘミアンラプソディの映画の写真。当時の写真と比べてみても全く違和感がないのが凄すぎる。
当時の私はクイーンの大ファンではなかったが、クイーンを知る世代にとってスクリーンで流れる映像と迫力ある音量がたまらないはずだ。クイーンを知らない世代にとっては、音楽がとにかく新鮮だったに違いない。
2時間を超える上映に際して、時間の関係でライヴ・エイドシーンの2曲がお蔵入り、日本公演シーンもお蔵入りとか…こりゃ未公開版が出そうだ。