g_物流システム徒然記

006 目標は在庫を持たない仕組み

物流システム徒然記

今や 流通システム/物流システムともにコンピュータ活用が企業の存続に大きく影響します。
いきなりコンピュータの話を登場させると難しい内容と思われがちですが、イラストを加え楽しく進めていきます。

流通システムや物流システムを語る場合、様々な切り口はあります。

まずは在庫を持たない在庫管理について徒然に記載します。
勿論、在庫を完全にゼロにすることは土台無茶な話です。
しかし、在庫を極力持たなくすることは可能です。

何故、いきなり在庫管理を取り挙げるのか?

理由は簡単です。流通システムと物流システムに於いて、在庫管理ほど重要なテーマはないからです。
在庫を語りだすと、戦略物流システムと言う考えが必要不可欠になります。

pic006
アパレル関係と思ったのですが、図はパソコンで表現しました。(注)

(1) メーカーが管理する倉庫にパソコンを入荷します。
昨日は100台、今日も100台、明日は120台・・・的な感じです。

(2) 大型電気量販店などのお客様から注文が入ります。必要とする店舗に向けて必要な台数だけ出荷します。

(3) 在庫を出荷すれば在庫数量は減ります。
在庫が減れば補充します。但し、補充は必要量だけです。

企業の大原則は、無駄な在庫を持ってはいけないことです。つまり、市場の動きに合わせた仕組みを取り入れます。

「 ちょっとちょっと! モノの流れはとても簡単だけど、必要量だけとか市場の動きに合わせた仕組みなんて言われると、とたんに分からなくなるのだが 」

大丈夫。ゆっくり進めます。


(注)
実は、アパレル関係を例にしようと思い、あらかじめデータ送受信のEDI について調べました。(アパレル業界向けのEDI は既に体系化されています)
色コード、サイズコード、インシーム・・・勿論これらはEDI 項目定義として体系化されています。
しかし、繊維業界も密接に関係していることに気づき その方面も知らないと論じられない感じです。
うっ! そこまで知らない!

アパレル関係ってバブル崩壊後、多品種・少量・小ロットに拍車がかかり、QR(quick response)システムが積極的に進められました。
更にSPA(アパレル製造小売業)と物流の話を交えると面白い話になるのですが、ちょっと私の今の知識が追いついていません。

ピックアップ記事

  1. 産業労使秋祭り
  2. 052 昭和ビジネス・スタイル
  3. マイクロソフトオフィスのオフィス
  4. 042 何言ってんだ、日本製が最高なんだぜ!
  5. 011 鉄腕アトム と どらえもん

関連記事

  1. g_物流システム徒然記

    015 企業間が情報連携をする方法

    物流システム徒然記前回は、コンピュータによる情報交換はEDIを…

  2. g_物流システム徒然記

    129 かんばん方式(ジャストインタイム)

    流通システム/物流システム徒然記ジャストインタイムとかかんばん…

  3. g_物流システム徒然記

    082 棚入れ保管(パレット編)

    昨今は景気低迷で、新聞・テレビの情報はため息の出る話ばかりです。店…

  4. g_物流システム徒然記

    134 ジャストインタイム

    流通システム/物流システム徒然記当ブログで過去に多頻度小口配送…

  5. g_物流システム徒然記

    072 物流バーコードとITF

    ついに大手企業の正社員の解雇もちらほら取り上げられるようになりました。…

  6. g_物流システム徒然記

    016 物流標準EDIを例にすると

    どうも昨年暮れから気苦労が続きます。この5月の半月だけでも、今年も…

OMかっちゃん徒然ブログ

かっちゃんITブログ(業界特化編)

スタートアップ

無作為抽出

  1. 2020.12.8

    はやぶさ2

OMビジネス記事

業界ウンチク記事

ピックアップ

PAGE TOP