流通システム/物流システム徒然記
EAN128の話が続いていますが、これをどう利用するかの方がポイントです。
このEAN128は医療業界 食品冷凍業界などを中心に色々な分野に広がっています。
今回は医薬品関係を例にします。
イラストを眺めれば何となく理解できるように頑張りました。
(A)お店で1個単位で取り扱われる場合です。ドラッグストア等で個人で購入する場合などを意味します。
即ち、世間一般のJANコードで表しています。例では4912345678904としました。
最初の49は日本、12345は会社コード、67890が製品番号、最後の4はチェックデジットです。
(B)業務用のEAN128に代えた(01)04912345678904です。
先頭の(01)0を除けば(A)と全く同じです。業務で利用する場合、この形式でバーコードとして貼られます。
この(01)で製品内容を表現し、最初の1桁目の0は梱包インジケータと呼ばれているものです。梱包する際の識別するコードです。大抵は0か1です。
ダンボールに貼ったものが(C)となります。
ここでは(01)の(梱包インジケータ)を0から1 に変えてみました。必然的にチェックデジットも変わります。
(15)、(30)、(10)は順に有効期限、数量、ロット番号を表しています。
ゆっくり眺めていれば仕組みは何とな~く分かります。
医療業界の薬品のこの手のバーコードによる管理は応用が効きそうです。